会社PCなど、環境によってはソフトウェアのインストーラーを実行できないことがあります。
今回はNode.jsのインストーラー(.msi)を使えないWindows環境で、Windows Binary(.zip)を使ってNode.jsとnpmを実行する方法を備忘録としてまとめます。
注意
ZIP版であっても、組織のセキュリティポリシーによってはソフトウェアの実行自体が制限されている場合があります。
業務端末で利用する場合は、自社のルールに従ってください。
環境
- Windows 11
- Node.js 24系
- コマンドプロンプト
- Node.jsのインストーラーは使用しない
1. Node.jsのZIP版をダウンロードする
Node.js公式サイトからWindows向けのZIPファイルをダウンロードします。
ダウンロードページ:
Windowsの場合は、環境に合った Windows Binary (.zip) を選択します。
例:
node-v24.x.x-win-x64.zip
通常のIntel/AMD製64bit Windows PCであれば、x64が候補になります。
2. ZIPファイルを展開する
ダウンロードしたZIPファイルを任意の場所に展開します。
例えばDownloadsフォルダに展開した場合:
C:\Users\username\Downloads\node-v24.x.x-win-x64
展開したフォルダ内に、次のようなファイルが存在することを確認します。
node.exe
npm.cmd
npx.cmd
インストーラーを使用しなくても、node.exeを直接実行できます。
3. 一時的にPATHを設定する
毎回Node.jsのフルパスを指定するのは面倒なので、コマンドプロンプトで一時的にPATHを追加します。
set PATH=C:\Users\username\Downloads\node-v24.x.x-win-x64;%PATH%
実際に展開したフォルダに合わせてパスを変更してください。
このsetコマンドで変更されるPATHは、現在開いているコマンドプロンプト内だけで有効です。
そのため、PC全体の環境変数を恒久的に変更したくない場合にも使いやすい方法です。
コマンドプロンプトを閉じると、このPATH設定も元に戻ります。
4. Node.jsが使えることを確認する
次のコマンドを実行します。
node -v
バージョンが表示されればNode.jsを実行できています。
例:
v24.x.x
続いてnpmも確認します。
npm -v
例:
11.x.x
両方ともバージョン番号が表示されればOKです。
5. プロジェクトのディレクトリで利用する
PATHを設定したコマンドプロンプトのまま、Node.jsを利用したいプロジェクトへ移動します。
cd C:\work\my-project
あとは通常と同じように、
npm install
npm run dev
などを実行できます。
コマンドプロンプトを開き直した場合
今回の方法ではPATHを一時的に設定しているため、コマンドプロンプトを閉じると設定が消えます。
次回利用するときは、再度以下を実行します。
set PATH=C:\Users\username\Downloads\node-v24.x.x-win-x64;%PATH%
頻繁に使う場合は環境変数への恒久的な追加もできますが、管理されたPCでは勝手に変更しない方がよい場合があります。
「必要なときだけNode.jsを使いたい」という用途なら、一時的なPATH設定でも十分です。
まとめ
インストーラーを利用できないWindows環境でも、
- Node.jsのWindows Binary(.zip)をダウンロード
- ZIPを展開
- 展開先を一時的にPATHへ追加
-
node -vとnpm -vで確認
という流れでNode.jsを利用できます。
最低限必要なコマンドだけ抜き出すと以下です。
set PATH=C:\Users\username\Downloads\node-v24.x.x-win-x64;%PATH%
node -v
npm -v
インストール作業を行わず、必要なタイミングだけNode.jsを使いたい場合の備忘録として残しておきます。