はじめに
みなさん、こんにちは。今回はCloud Shellに関連する小ネタのご紹介です。
Linux環境でちょっとしたファイル参照にlessコマンドを利用する方もいるかと思いますが、Azure Cloud ShellのBashモードやGoogle CloudのCloud Shellでは、lessコマンドでファイル参照中に内容を編集しようと v
キーを押してエディタを起動するとemacsが立ち上がってきます。
もちろんemacsも良いエディタなのですが、Red Hat系のLinuxに慣れている方からすると「lessで v
を押したらviが起動してきてほしい!というか、moreはviが起動するのになんでlessはviじゃないんだよ~!」と思う方もきっといるはずです。今回はそんなときの解決方法を紹介していきたいと思います。
エディタを切り替える方法
それでは解決方法ですが、環境変数 VISUAL
に起動したいコマンド(今回はvi)を指定してください。これでlessからviエディタを起動させることができるようになります。
実行例)
export VISUAL="vi"
起動時に自動で設定する方法
とはいえ、Cloud Shellを起動するたびに毎回環境変数の設定をするのは面倒です。そんなときは設定ファイル ~/.bashrc
の末尾に次の1行を追記しましょう。これでCloud Shellが起動した際に自動で適用されるようになります。めでたしめでたし。
作成例)~/.bashrc
export VISUAL="vi"
終わりに
いまさらの情報でしたがいかがだったでしょうか。lessがなんか使いにくいんだよなとお困りの方は参考にしていただければと思います。以上、Azure Cloud ShellのBashモードやGoogle Cloud Shellにてlessコマンドからviエディタを起動する方法でした。
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