はじめに
AWSまったくの未経験者の筆者が、約130時間学習してAWSソリューションアーキテクトアソシエイト試験に受かった、というのが2022年7月5日の話。 その記事
9日後 ━━7月14日━━
SysOps Administratorに9日で受かった
この記事では
・AWS未経験者が
・SAAを取ってから、学習時間9日間の縛りプレイで9日後にSOA-C02試験に受かった
・自宅受験で
・SAAとSOA 共に一発合格
・これさえやれば受かる、的な情報(ギリギリ合格だから説得力ないけど)
などの珍しめな体験記をまとめてみた。
忙しい人はいきなりこちらの結論へ! 結論:これさえやれば受かるSysOps
レアポイント① 試験ラボ(実技試験)があるSOAを自宅受験したら、案の定キツすぎる
やはりSOA-C02の合格体験記みるかぎり、皆テストセンター受験選ぶよね〜
7月5日にSAA受かった瞬間、即今回のSOAの試験予約をしたが
テストセンターが空いてなかった。そのため完全なハンデを覚悟して自宅受験が決定。
沖縄テストセンターいつも混雑して空いてない。
沖縄以外の最寄りのテストセンター、鹿児島と台湾〜
いざ本番、ラグが半端ない。
前回SAAも自宅受験してラグがすごかったので、無線接続はアカンのや、と思ってその反省を活かし
有線接続に変更、下り40Mbps確保した結果、
AWSコンソール画面で、1文字打つのに5秒かかった🌸
なんも変わらず遅かった。
誇張無しで5秒。12文字入力したら1分経つやん。
そんな感じだったので、AWSリソースのタグにNameを任意で付ける手順で
「g」とか「a」とか1文字だけ打った。
そんな感じだったので試験ラボ中楽しくなってしまった (今にもコンソールがフリーズしそうなスリル感で)
VDIだから仕方ないのかもしれないけど
死に際のWindows Vistaを思い出す動作の遅さ
昔小さい頃、家族全員で使ってたWindows VistaノートPCの、寿命が尽きる寸前くらいの動作の遅さだった。
だからWindow Vista懐かしいなあ... Win XPにあった変なピンボールゲームがVistaで
なくなってショックだったなあ...とか変な思い出が試験中に蘇ってた。
SOA-C02受験予定の方が、テストセンター受験をしていただくよう切に願っております。
レアポイント② AWS未経験者が9日間で受かる気がしない
受かった。
レアポイント③ 問題集を99%まで正解率を上げた
試験直前の時点で357問中352問正解
9日間のうちの6日間で99%まで上げた。
なぜここまでやる必要があったか、
択一で点を稼がないとラボ試験で落ちる気がしたから。
ラボで何かが起こる、その悪い予感は的中した ━━━━━━━━━━
レアポイント④ 悪夢の試験ラボ
何が悪夢だったか
択一問題の解答終了時109分余ったのに、何度も動作が止まりかけてラボで99分かかった
SOA-C02は180分の制限時間で、(普通に受ければ余裕がある)
55問の択一問題に答えたあと、ラボ問題に遷移する試験。
「ラボ問題はラグがヤバそうだから、たくさん残り時間を温存してラボに挑もう…!」戦略で109分残した。
なのにラボで99分かかって
試験終了時10分しか残らなかった。
学習時間は何時間かかったか?
63時間。
9日間、平均7時間/日勉強した感じ。
試験前日、1日で11時間45分勉強してる 追い込みがすごい
1日11時間勉強するのは、現在(2022年7月)筆者が無職なのでできることです
エンジニア職で内定は頂いていますが、求職活動は続けており無職は無職です
--- I am a無職 ----
目次 (いまさら)
SysOpsを取ろうと思った動機
短期間で受かるコツ
結論・これさえやれば受かる SysOps三種の神器
SysOpsに受かるためにまずやるべきチェックリスト
おわりに-AWSはおもしろい-
SysOpsを取ろうと思った動機
技術も好きだが、人と関わるのが好きなので、
ITサービスマネジメントに携わる人になりたい。
SAA資格を取ってコンサルタント寄りの知識の基礎を身につけた後なので、
テクニカルサポート・運用保守の領域に近いSysOpsを取ろうと思った。
あと、12冠とるつもり。
現在記事を執筆しているのが7月26日、
今後は、まず8月10日頃に試験予約済みのAWS DVAに受かってアソシエイト3冠取る。
短期間で受かるコツ
無職になる
1.やらないことを決める
SAAの記事でも言及しているように、
AWSのような資格試験はまず初めに試験ガイドを見てなにが出るのか?なにが出ないのか?試験を知ることが重要。
SysOpsの試験ガイドには、「やたらこのサービス書いてあるからこれ絶対出るやん...」とか何かに気づくAWSサービスがあるはず。
そして限られた時間の中で、「やらないことを決める」のが大事。
筆者は資格は資格、と合理主義で割り切って、受かることが最優先で学習計画を組み立てている。
資格試験は筋トレのようなもので、AWSの資格試験を通して、知識のベース部分を体系的に身につけられる。
あくまで資格はスタートライン。
実際の業務でAWSを触って、手を動かして、困難に直面した方が何倍も早く成長できるはず。
なので資格を取るときに無駄に時間をかけないよう「出ない範囲を勉強しない」を徹底している。
上記は筆者が活用しているAWS資格に関するオールインワンなノート。
SAA合格した日(7月5日)にSysOpsの試験予約をして、
- 次にSysOps試験ガイドをしっかり見た。
- そして試験ガイドのよくわからない言葉をメモした。
その時に画像のようにEvent Bridge, Compute Optimizerとか書いて後から調べた。
その次に行ったことは
- 合格体験記を漁る。試験の情報収集
最後に、 - 「網羅性の高いインプット用の書籍」をざっと読んで、
試験に出そうな範囲/出ない範囲をなんとなく頭に入れて1日目を終えた。
このように、今回は情報収集をしっかり行ったからこそ受かった。なので
2.SysOpsはSAAよりも情報収集が大事
戦略的リソース活用法
スタンフォード大学の実験。 ごく簡単にいうと
限られた時間のなかで使用する学習リソースについて戦略をしっかり立てることで、
学生のテストの点数が4.65% 上がったとのこと
これを戦略的リソース活用法という。
今回の自分の状況(9日間しか時間がない)にぴったりだと思い、
実際にやってみた
勉強する前に、「なぜこの参考書をやる必要があるのか」「試験合格に必要なマテリアルは何か」みたいに目標に到達する方法を考えてからやるのが大事、というよく考えれば当たり前のことを、意図的に紙に書き出して自分に再認識させる手法。
勉強開始当初から、画像のように
「テストでどのくらいの成績が欲しいか?」→750 ※ボーダーラインは720なのでギリギリを想定
選択問題は初見で8割、ラボ問題は実務未経験だから50%とる
のように書いていた。自分はどこで点を稼ぐべきか明確にして勉強して、
予定通り、ギリギリ受かっている。笑
3.なんでもかんでもハンズオンをやっている時間はない
これも前のSAA合格体験記で書いたが、
このへんは重点的に、ここはざっくりと、
と学習内容に重み付けをする必要がある。
何を優先するのかの基準は、対策本や試験ガイドなどを読み込んで判断する。
-
Exam Readinessは観なくて大丈夫。
SOA-C02に関しては。
試験内容把握に役に立つと思って見てみたけど、視聴時間を費やしてもあまり効果的な内容だと思わなかった。
SysOpsの範囲に該当するハンズオンは、公式のAWS Hands-on for Beginnersをはじめ魅力的なものが本当に沢山あり、
ハンズオンは手を動かすことから至高の学習法、それは百も承知だが
それらが本当に試験合格のために必要なのか、試験内容とずれていないだろうか?
よく考える。
他 AWS Hands-on for Beginners - 監視編 サーバーのモニタリングの基本を学ぼう
4.教材選定を適切にできているかどうかが合否を決める
筆者がAWS資格を2回連続で、OracleやJavaの試験も含めると4回連続、資格試験で一発合格できているのは、
筆者の実力というより、大半が優れた教材を作ってくださる方々のおかげだ。
SysOpsでどんな教材を選べばいいか、
それは最後のまとめとして以下にリストアップする。
結論・これさえやれば受かるSysOps三種の神器
①. インプット用の書籍
AWS認定資格試験テキスト AWS認定SysOpsアドミニストレーター - アソシエイト
最近でたばかりの書籍、本当にこれ一択。巻末の模試も、解説も読みやすくとても良い。
これで全体像がわかる。
この本をキッチリ4周、 13.5時間読んだ。
②. アウトプット用のWEB問題集
AWS WEB問題集で学習しよう
━━やはりkoiwaの問題集の有料会員になることは避けれられないのか━━
スピードと反復回数重視で、解説はそこまで丁寧に読んでいないが、
2周目、3周目は誤っている選択肢がなぜ誤っているか、思いだしながら答えるよう心がけた。
正解率99%になるまでやった。
実はこのkoiwaの正解率が高いからって、理解できているとは限らないので、
数値はあてにならない。
正解率90%以上で落ちている人を見かけた。
27時間くらい問題演習含めアウトプットに費やした。
③.ラボ試験対策はこれ
Tutorials Dojo(海外サイト)
有料。約$15。
なんかUdemyと同じで、いつもセールやってるねこのサイト。
12時間このラボ演習に費やした。
ちなみにラボ試験のシナリオなど、全文英語で書かれていてもWEBページを翻訳できるので問題ないが、
フラッシュカード、チートシートといったインプット系のやつは文字じゃなくて画像になってて翻訳できない教材がいくつかあった。
→試験ラボ対策でしか使ってないので問題なし。
あれ?
三種の神器って言ってみたけど、SysOps受かるための教材4個あった
四天王に変更で。
SysOps合格ツール四天王 ④.ラボ対策&実際にサービスを触って理解を深める
UdemyのこれだけでOK! AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト試験突破講座
Q.これソリューションアーキテクトって書いてあるし、実際ソリューションアーキテクト合格体験談でも出てきたよね?
A.そう、今回はSysOps合格のためのツール紹介だけど、このUdemyの講座は網羅性が高すぎて、
SysOpsの範囲とかぶってるから全然SysOps対策に使える。
テキストではイメージしづらいコスト管理ツールのハンズオンとか、S3/VPCハンズオンとかをやったり、知識が不足している領域の動画を見たりした。
SysOps対策にもすごく役に立つ。
11時間このUdemy講座に費やした。
勉強時間配分まとめ
書籍 | koiwa問題集 | ラボ対策単体 | Udemy |
---|---|---|---|
13.5 | 27 | 12 | 11 |
単位(h)
SysOpsに受かるためにまずやるべきチェックリスト
☑️徹底的に調べる(合学体験記、試験ガイド、試験に効果的なハンズオン動画)
☑️やること/やらないことを決める
☑️AWS認定資格試験テキスト SysOpsの書籍を買う
☑️書籍を3周以上読む
☑️Tutorials Dojoの有料講座買う
☑️ラボ対策シナリオを一通りこなす
☑️AWS WEB問題集で学習しよう の有料会員になる
☑️90%目標で問題集を3周解く
☑️自宅受験はやめとく
おわりに-AWSはおもしろい-
なんか前半で、資格試験本番のラボ試験が超遅い件は、
文句みたいになってしまうから書きたくなかったけど、今後の受験者のためには過酷な体験をしたことを共有するべきと思って悩んだ末、書いた。
資格試験きっかけでAWS勉強しててますます楽しくなってきた。
CloudFormationで環境構築が一瞬でできる楽さ、
ElasticBeanstalkでウェブアプリが一瞬でデプロイできる感動を味わった。
試験範囲ではないけど、もともとコールセンターで働いてたのでAWS connectも気になる。Dockerの勉強もしなきゃ。
ありがとうAWS!アイラブAWS!
AWSの勉強がたくさんできて楽しい〜!
そういえば私無職でした!
どなたか雇ってください!