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LM Studioでgpt-ossにWeb検索させる方法

Last updated at Posted at 2025-08-09

先日、OpenAIからgpt-ossが公開されました。gpt-ossを使うにあたって、ChatGPTやPerplexity等に慣れ親しんだ筆者にとってWeb検索機能はもはや必須です。LM Studioでgpt-ossをWeb検索ありで使ってみたので、そのやり方を共有します。

記事内のコマンドや方法は全て筆者が実際に実行したものですが、万が一この記事によって損害が生じた場合、筆者は一切責任を負いません。自己責任で行うようにしてください。

筆者の環境

  • Windows11
  • CPU のみ (GPU なし)
  • 32 GB メモリ (gpt-oss 20Bモデルを読み込める。120Bは無理)

0. インストールするもの

  • LM Studio 最新版
    公式サイトからダウンロード&インストール

  • Node.js (npxを使うため)

    powershell
    winget install OpenJS.NodeJS.LTS
    npx --version     # 動作確認, 必要に応じてPCを再起動する
    
  • Astral uv (uvxを使うため)

    powershell
    powershell -ExecutionPolicy Bypass -c "irm https://astral.sh/uv/install.ps1 | iex"
    uvx --version     # 動作確認, 必要に応じてPCを再起動する
    uvx mcp-server-fetch --help   # ここまで通ればOK
    

1. 検索用APIキーの準備

LM Studio でMCP (Model Context Protocol) の設定を行います。この記事ではBrave Search APIを使う方法を紹介します。

まず、Brave Search APIに登録していればログイン、していなければアカウント登録後ログインします。
ログイン後、画面左タブの「Subscriptions」を開き、「Data for Search」でプランを選択します。私はFreeプランを選択しました。必要に応じてプランを選択してください。

image.png

プランにSubscribe出来たら次はAPIキーを取得します。画面左タブの「API Keys」(Subscriptionsの下) を開き、右上の「Add API key」をクリックします。適当な名前を付けて「Add」ボタンを押せば、APIキーの取得は完了です。「TOKEN」に表示される文字列を後でBRAVE_API_KEYに貼ります。

image.png

APIキーを第三者に知られないようご注意ください。

2. gpt-oss のインストール

現時点で、gpt-ossには20Bモデルと120Bモデルがあるようです。私は20Bモデル (gpt-oss-20b) を使用しました。
最新バージョンのLM Studioを起動すればLM Studio君がgpt-ossのインストールを勧めてくるので、それに従えばいいです。

手動でインストールする場合は、モデル検索画面 (左タブの🔍アイコン) で「gpt-oss」と検索してダウンロードしてください。

image.png

3. MCP設定ファイルの編集

LM Studioのチャット画面を開き、「Integrations (プラグのアイコン)」 → 「Install」 → 「Edit mcp.json」をクリックします。

スクリーンショット (80)_2.png

すると下記画面が現れます。最初は {"mcpServers": {}}だけが入力されている状態で、ここにbrave-searchなどのMCPツール名とその機能を設定していきます。

スクリーンショット (81)_2.png

スクショにも書いてありますが、ここに下記のように入力して「Save」ボタンを押すことでLLMが検索ツールを使うための環境が完成します。これで設定は全て完了です。

mcp.json
{
  "mcpServers": {
    "brave-search": {
      "command": "npx",
      "args": [
        "-y",
        "@modelcontextprotocol/server-brave-search"
      ],
      "env": {
        "BRAVE_API_KEY": "BRAVEのAPIキー(作成したもの)"
      }
    },
    "fetch": {
      "command": "uvx",
      "args": [
        "mcp-server-fetch"
      ]
    }
  }
}

使ってみた

使う際はmcp/brave-searchmcp/fetchのトグルをオンにします。
Reasoning Effortで思考の深さを選択できるようなので、中間の「Medium」にしました。
Webにアクセスできないと回答できない質問をしてみました。ChatGPT-5について。

ChatGPT-5とChatGPT-5 Thinkingの違いを説明してください

image.png
image.png

推論の段階でbrave_web_searchが何度も呼び出されていますが、これは403エラーが出て苦戦していたようです。最終的にはエラーが解決できたようで、OpenAIのシステムカードを参照した説明をしてくれました。
システムカードの「Introduction」記載の文章を正しく引用しているので、Web検索に成功したと言えるでしょう。

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