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EthernetⅡフレームについて

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1.EthernetⅡフレームの中身

フレームフォーマット
image.png

2.プリアンブル

プリアンブルとは、Ethernetフレームを送る合図を意味する8byteの特別なビットパターン。
先頭から「10101010」が7つ送られ、最後に「10101011」が1つ送られる。
受信側の端末はEthernetフレームの最初に付与されている。
プリアンブルは受信側から見て、Wiresharkなどでキャプチャするより前に取り外されてしまうので、キャプチャできない。

3.宛先/送信元MACアドレス

MACアドレスは、Ethernetネットワークに接続されている端末を表す6byteの識別ID。
送信側の端末は、フレームを送り届けたい端末のMACアドレスを「宛先MACアドレス」に、
自分のMACアドレスを「送信元MACアドレス」にセットして、フレームを送出する。

4.タイプ

ネットワーク層でどんなプロトコルを使用しているか2byteで表す。
image.png

5.Ethernetペイロード

Ethernetペイロードは、上位層のデータそのもの。
例で言うと、Ethernetペイロード=IPパケット、ARPならEthernetペイロード=ARPフレーム。
46byteに足らないようであれば、「パディング」というダミーのデータを付加して、46byteにする。
パディングは送信側から見て、Wiresharkでキャプチャするより後に付加されるので、受信パケットには付加されていても、送信パケットには付加されていない。

6.FCS

FCSは、Ethernetペイロードが壊れていないかどうかを確認するためにある4バイトのフィールド。
送信側の端末が送信する時に、「宛先MACアドレス」「送信元MACアドレス」「タイプ」「Ethernetペイロード
」に対して一定の計算を行い、その結果をFCSとして付加し、受信側の端末がフレームを受け取ると、同じ計算を行い、その値が同じなら正しいEthernetフレームを判断する。

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