背景
VSCodeの標準ショートカットは種類が多く、どこから覚えればいいか迷いがちです。優先度別に整理し、Eclipseとの対応表・自分でカスタマイズする際の設計方針までまとめます。
1. 最優先で覚える10個
Ctrl+Shift+P コマンドパレット(すべての機能の入口)
Ctrl+P ファイル名でクイックオープン
Ctrl+F / Ctrl+H 検索 / 置換
Ctrl+D 次の一致を選択(連打で複数選択→一括編集)
Alt+クリック マルチカーソル追加
Ctrl+/ 行コメントトグル
F12 定義に移動
Alt+←/→ 前/次の位置に戻る・進む
Ctrl+` 統合ターミナル表示
とくにCtrl+Dは変数名にカーソルを置いて連打するだけで同じ単語を順に選択でき、そのまま一括リネームできるので体感効果が大きいです。
2. 次に覚えると効くもの
Ctrl+\ エディタ分割
Ctrl+B サイドバートグル
Ctrl+Shift+F ファイル横断検索
Alt+↑/↓ 行を上下に移動
Shift+Alt+↓ 行を複製
F2 シンボルリネーム
Ctrl+Shift+T 閉じたタブを復元
Ctrl+L 現在行を選択
Ctrl+G 行番号を指定してジャンプ
F8 次のエラー/警告へ移動
3. Ctrl+Pの拡張記法
Ctrl+Pはファイル名検索だけでなく、プレフィックスを付けることで別機能に化けます。
test.ts → ファイル名検索
@symbol → 現在ファイルのシンボル検索
#symbol → ワークスペース全体のシンボル検索
:42 → 42行目にジャンプ
>command → コマンド実行(Ctrl+Shift+Pと同じ)
4. Eclipseとの対応表
Eclipse経験者がVSCodeに移行する際、キー配置の違いで詰まりやすい部分です。
| 機能 | VSCode | Eclipse |
|---|---|---|
| ファイル検索 | Ctrl+P | Ctrl+Shift+R |
| 型/シンボル検索 | Ctrl+T | Ctrl+Shift+T |
| コマンドパレット | Ctrl+Shift+P | Ctrl+3 |
| 定義に移動 | F12 | F3 |
| コード補完 | Ctrl+Space | Ctrl+Space |
| クイックフィックス | Ctrl+. | Ctrl+1 |
| 行コメント | Ctrl+/ | Ctrl+/ |
| フォーマット | Shift+Alt+F | Ctrl+Shift+F |
| リネーム | F2 | Alt+Shift+R |
| 行削除 | Ctrl+Shift+K | Ctrl+D |
5. keybindings.jsonでの独自カスタマイズ方針
競合しにくいキーの選び方は、以下のパターンに寄せると事故が少ないです。
[
{ "key": "ctrl+k ctrl+t", "command": "workbench.action.terminal.toggleTerminal" },
{ "key": "ctrl+w", "command": "-workbench.action.closeActiveEditor" }
]
-
Ctrl+K Ctrl+[文字]: 2段階キー(VSCodeの標準スタイル) -
Ctrl+Alt+[文字]: 比較的空いている -
Ctrl+Shift+Alt+[文字]: ほぼ確実に空いている
既存のキーを無効化したい場合は、コマンド名の先頭に-を付けます(上記例の2行目)。when句で有効範囲を絞ることも可能です。
{ "key": "ctrl+t", "command": "workbench.action.terminal.new", "when": "terminalFocus" }
まとめ
全部を一度に覚えようとせず、「コマンドパレット・検索・マルチカーソル・定義ジャンプ」の4系統から押さえるのが近道でした。カテゴリ別の全ショートカット一覧(デバッグ・ファイル管理・表示系含む)はこちらにまとめています。