はじめに
Intune の キオスクモード を使って、サインインした環境では、Azure Virtual Desktop の Web サインイン画面 のみが表示されるように構成してみました。
※任意の Web サイトにカスタマイズして 特定のWebサイトだけにアクセスする専用端末にも仕立てられます。
画面イメージ
サインイン後
サインインして AVD に接続すると、こんな感じで使えます。
ポイント
InPrivate モードが使われているため、終了後に ブラウザを閉じると、トークンが破棄されて、新しい サインイン画面 が再び表示されます。
前提事項
この記事で紹介している手順を実施するためには、Intune と AVD の環境が必要です。
Intune の構成
AVD の構成
以下の記事のうち、全項目は必要ありませんが、セッションホスト をデプロイして、通常のクライアントで接続できるようになっていれば OK です。
構成手順
- Intune 管理センターを開き、左ペイン デバイス から 構成プロフィル を選び 新しいポリシー を選択します
- 下図を参考に、テンプレート 内の キオスク を選択します。
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基本 タブでは、任意の名前を付与して 次へ を押します。
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構成設定 タブでは、下図のとおり シングルアプリ、全画面表示キオスク にして 自動ログオン にするのがポイントです。URL で、 AVD のブラウザアクセス先を指定します。次へ を押して進めます。
URL 欄のテキスト: https://client.wvd.microsoft.com/arm/webclient/
- 以下を参考に、キオスク端末 にするデバイスを指定します。
- 割り当てが完了したら 次へ を押して進みます。
- 以下の画面は、そのまま 次へ を押して進みます。
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確認および作成 タブでは、内容を確認して 作成 を押します。
- 以下のように、一覧に表示されれば OK です。
以上の構成で、プロファイルが適用された デバイスは 起動時に 自動サインインが行われて ブラウザ上に AVD のサインイン画面が表示されます。
この画面から、任意のアカウントで サインインすることで、AVD が利用できるため、シンクライアントのように利用することができます。