はじめに
Windows Server に インターネットインフォメーションサービスの役割 (IIS) を インストールする手順です。
この記事では、以下の公開情報の内容をもとに、画面キャプチャ付きで紹介していきます。
公開情報:Windows Server 2012 R2 への IIS 8.5 のインストール
https://learn.microsoft.com/ja-jp/iis/install/installing-iis-85/installing-iis-85-on-windows-server-2012-r2
上記の公開情報は、バージョンが古いので 新しいものを 探してみたのですが、公開情報では Windows Server 2022 + IIS 10.0 のものは見当たりませんでした。
今回の手順作成に使った IIS のバージョン情報です。
Internet Information Services (Version 10.0.20348.1)
導入手順
1. IIS 役割サービスの導入
- サーバーマネージャーの 管理 から 役割と機能の追加 を選択します。
-
開始する前に 画面では、そのまま 次へ を押します。
-
インストールの種類の選択 では、役割ベースまたは機能ベースのインストール を選んだ状態で 次へ を押します。
-
対象サーバーの選択 画面では、特に設定は変更せずに 次へ を押します。
-
サーバーの役割の選択 画面では、Web サーバー (IIS) にチェックを入れます。機能の追加ウィンドウが開くため、機能の追加 を押して、この画面に戻ってから 次へ を押します。
【機能の追加ウィンドウ】
-
機能の選択 画面では、特に設定は変更せずに 次へ を押します。
-
Web サーバーの役割 (IIS) 画面では、そのまま 次へ を押します。
-
役割サービスの選択 画面では、特に設定は変更せずに 次へ を押します。
※上記の画面は、一覧のすべてが1画面に収まるように、画像加工しています。
-
インストールオプションの確認 画面では、選択肢の最終確認を行い インストール を押します。
- インストールが正常に完了すると、以下の画面になります。閉じる を押します。
IIS 役割サービスの導入は、以上で終了です。
2. 確認
2-1. サンプル Web サイトの表示
同じサーバー上のブラウザ (Edge) を起動して、http://127.0.0.1 を開きます。
以下のように IIS のサンプルページが表示されれば OK です。
2-2. IIS マネージャーの起動
2-3. サービスの状態
- 検索窓に サービス と入力して サービス の管理ウィンドウを起動します。
- 一覧の中に World Wide Web 発行サービス があるはずです。これが IIS の機能を司どっています。
- ダブルクリックして開くと、以下の画面が表示されます。
サービス名は、W3SVC になっています。
2-4. サイトのアクセスログ
- 既定では、以下の設定になっています。
%SystemDrive%\Inetpub\logs\LogFiles
- パスを開くと、以下のように W3SVC1 というフォルダがあります。
- 以下のようなログが記録されています。ファイル名が日付ごとに改名されて 毎日更新されていきます。
ログの保存方法のカスタマイズは、以下を参照してください。
公開情報
Next Step
IIS の構築ができたら、サイトを HTTPS (SSL) で外部公開してみましょう。
以下の記事で 手順 を紹介しています。ぜひ 参照ください。
参考情報
その他の役割サービスについても 以下に 記事化しています。
ぜひ、併せて参照ください。