はじめに

この記事は、以下の記事から参照されているページです。
各記事の中で、App Serivce ドメインを手配する場面で、この記事にリンクされています。
App Service ドメインを使うと、Microsoft Entra テナントや、Azure App Service に対して、カスタムドメインを構成することができますので、まず先に以下の記事から読んでいただく事をお勧めします。

（参考：Microsoft Entra テナント + カスタムドメインの構築手順）
　https://qiita.com/carol0226/items/5e01ea76a2581c6810b4

（参考：App Service + カスタムドメインの構築手順 - AD CS 利用）
　https://qiita.com/carol0226/items/9fb73fbbbd196fbec19e

（参考：IIS にバインドの構築手順）
　https://qiita.com/carol0226/items/97488c72035214e7868f

1. App Service ドメインの購入

Azure Portal へサブスクリプションの管理者アカウントでサインインします。
※従量課金プランのサブスクリプションである必要があります。
https://portal.azure.com
　
検索窓に「app service」と入力して、一覧の中から「App Service ドメイン」を選択します。

　
以下の画面では、「＋作成」を押します。

　
以下の画面では、まずリソースグループを赤枠「新規作成」し、緑枠「任意の名前」を設定します。
続いて、紫枠の箇所に希望する "ドメイン名" を入力します。
希望するドメイン名が確保できない場合は、水色枠のように「使用できない」旨のメッセージが表示されて代わりの名前から選択する必要があります。

　
上記の画面の水色枠内から選択するか、または　再度別の名前を紫枠内に入力します。
以下のように「このドメインは使用できます。」と表示されれば OK です。
「次：連絡先情報」を押します。

　
ドメインに登録する個人情報を入力して「次：詳細」を押します。
ドメインの所有者として外部に公開される情報のため、正しい情報を入力しましょう。
入力必須項目が半角しか認められていない等、癖がある入力項目なので、具体的な例を示しておきます（以下は、弊社の公開された住所にしてます）

　
以下の画面では、自動更新の有無を設定できるようですが個人契約では「有効」にはできない様子です。
プライバシー保護は「有効」にしておくと個人情報を保護してくれるみたいです。
確認が終わったら「確認および作成」ボタンを押します。

　
以下の画面へ遷移する際に、最終チェックが行われます。
１つのサブスクリプションでは 1つのドメインしか作成が出来ない点に注意が必要そうです。私はこれでエラーが出たことがあります。
問題がなければ「次へ」を押します。

私のサブスクでエラーが出た時の画面です。
"SubscriptionExceededMaxDomainLimit"
このエラーが出た場合は、不用なドメインがあれば削除してからリトライいただいた方が良さそうです。

公開情報：App Service ドメインの作成時に SubscriptionExceededMaxDomainLimit エラーが発生するのはなぜですか?
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/app-service/manage-custom-dns-buy-domain#why-do-i-get-a-subscriptionexceededmaxdomainlimit-error-when-creating-an-app-service-domain

ドメインが発行されてから、リソースの画面に移動すると、以下のような画面となります。

2. Azure DNS ゾーンでゾーンを作成する

前章で App Service ドメインを購入したあとの画面から「DNSレコードの管理」ボタンを押します。このあと、右上にゾーンを委任する旨のメッセージが表示されるため委任を承諾するボタンを押します。

　
以下のように DNSゾーンが自動作成されます。

　
今後、DNSゾーンの画面に遷移するには、以下の操作をしてください。
検索窓に DNS と入力して、一覧の中から「DNS ゾーン」を選択します。

　
以下の画面では、赤枠部分をクリックします。

　
作成時と同じように DNS ゾーン画面に遷移されます。