0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Azure VM 上の Active Directory を Azure Backup でバックアップする

0
Last updated at Posted at 2026-05-08

背景

本記事は、ガッツリ書いておらず、ざっとまとめたメモレベルの内容です。

このたび、長年検証で動かしている PoC の AD が、意外と重要になってきたので、バックアップを取ることにしました。

筆者は、業務では、Windows Server 2003 の時代から、Windows Backup を使って システム状態 のバックアップを取得して、複雑な リカバリなども経験したこともあります。

今回、初めて Azure VM で AD のバックアップを取ろうと思ったのですが、従来の知見で システム状態 を取得すれば良いんじゃね・・と思って、やろうと思ったのですが、結果が違ったので、メモとしてまとめておきました。

情報の整理

1次ソースです。

公開情報:Azure Backup を使用した Active Directory ドメイン コントローラーのバックアップと復元
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/active-directory-backup-restore?wt.mc_id=MVP_407731

(上記より、抜粋)
公開情報:ドメイン コントローラーのバックアップ
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/active-directory-backup-restore?tabs=azure-vm?wt.mc_id=MVP_407731#back-up-domain-controllers
どうやら、Azure VM であれば、従来の システム状態 を使わなくても良いのではないか?
Azure VM の場合
image.png

オンプレミスの場合
image.png

Azure VM Backup について

公開情報:Azure VM を Recovery Services ボルトにバックアップする
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/backup-azure-arm-vms-prepare?wt.mc_id=MVP_407731

Support Blog : ドメインに参加しているVMのAzure VM Backupリストアについて
https://jpabrs-scem.github.io/blog/AzureVMBackup/ActiveDirectory_backup/
(上記より抜粋)
Azure VM Backupにて保護することを前提とすると、「ドメインに参加している Azure 仮想マシンを、Azure VM Backup にてバックアップ・リストアする場合の考慮事項」というのは特にございません。
→ ここでも、Azure VM Backup を使う場合、特に注意事項は無し・・と書かれている。

Support Blog : ドメイン コントローラーのバックアップとリストアについて
https://jpwinsup.github.io/blog/2023/04/24/ActiveDirectory/PromotionAndDemotion/backup-and-restore/
(上記より抜粋)
image.png
→ この部分、あれ やっぱり システム状態 を取得しないとダメなんじゃないか? という気がしますが、Azure VM Backup は、スナップショット とは違います。あくまで Disk のスナップショットを取得する方法ではダメだけど、VM-Generation ID が利用できる環境であれば、ドメイン コントローラーのスナップショットからのリストアはサポートされています。 と説明されている方が優先されて、OK なはずです。

MARS Agent(オンプレミス Windows のバックアップ手法)

こちらで、MARSエージェントを使うと システム状態 のバックアップが可能。

公開情報:Azure Backup Windows使用してシステム状態をAzureにバックアップする
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/backup-azure-system-state?wt.mc_id=MVP_407731
→ この方法は 物理の Windows Server の場合の方法で、なじみがある感じ。

結論
Azure VM 上の AD は、Azure VM Backup を実施すれば十分との見解。

操作手順

Recovery Services コンテナー を作る

公開情報:Recovery Services コンテナーを作成する
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/backup-azure-arm-vms-prepare#create-a-recovery-services-vault?wt.mc_id=MVP_407731

image.png

Azure VM なので左側
image.png

image.png

業務だったら Geo冗長だけど、個人PoC なので ローカル冗長で十分
image.png

image.png

image.png

image.png

image.png

保護の構成

image.png

image.png

以下の画面の コンテナーの選択 のところで、事前に作成しておいた コンテナーを選択する。
事前に作っておかないと、先へ進めない。
image.png

image.png

Enhanced と Standard の違い
Copilot で調べたところ、この2つに料金設定があるわけでは無い。
単に、バックアップ頻度と リテンションが違うため、結果として 消費する容量に違いがdる。
コストは、容量に対して掛かるので、結果的に Enhanced の方が高くなる。
今回、AD サーバーのバックアップなので、Enhanced を選択しました。

バックアップが取れた。あとは、放置しておけば 定期的にバックアップがとられます。安心。
image.png

復元

テストしてません。
まあ、経験上 なんとかなるんじゃないか・・・

公開情報:Active Directory の復元
https://learn.microsoft.com/ja-jp/azure/backup/active-directory-backup-restore?wt.mc_id=MVP_407731#restore-active-directory


Copilot リサーチツール によるファクトチェック

プロンプト
→ 記事の内容を丸投げで ファクトチェックを依頼

これ以降は、Copilot ファクトチェックの回答です。


本記事は、Azure VM 上で稼働する Active Directory(AD)ドメイン コントローラー(DC)のバックアップについて、
最新の Microsoft Learn および公式サポート情報を一次ソースとしてファクトチェックした内容を、ブログ掲載用に整理したものです。


結論(サマリー)

Azure VM 上の AD は、Azure VM Backup を実施すれば十分
(Windows Server バックアップによる「システム状態」を別途取得する必要はない)

判定:正確

Microsoft の公式ドキュメントでは、

  • Azure VM 上の DCAzure VM Backup を使用
  • オンプレミス DCシステム状態(System State)をバックアップ

という使い分けが明確に示されています。


主張ごとのファクトチェック

1. Azure VM 上の DC は Azure VM Backup だけで十分か?

主張
Azure VM 上のドメイン コントローラーには、Azure VM Backup を実施すれば十分であり、
Windows Server バックアップの「システム状態」を個別に取得する必要はない。

判定
正確

根拠(一次情報)

補足

  • Azure VM Backup は ゲスト OS 内の VSS(Volume Shadow Copy Service) を利用
  • AD DS データベース、SYSVOL を含めた 一貫性のあるバックアップ を取得可能
  • 自動スケジュール、世代管理が可能
  • AD オブジェクト単位の復元は不可(AD ごみ箱 or ntdsutil が必要)

2. VM-Generation ID により DC のスナップショット復元は安全か?

主張
Windows Server 2012 以降では VM-Generation ID により、
仮想マシンのスナップショットからの DC 復元がサポートされている。

判定
正確

根拠

補足

  • Azure VM(Hyper-V)では VM-Generation ID が利用可能
  • 復元時に変更を検知すると 非権限(Nonauthoritative)復元 が自動実行
  • USN ロールバックを防止し、他 DC から正常に再複製される

3. 「VM スナップショット」はバックアップとして使えるか?

主張
DC のバックアップとして、単純な VM スナップショットの利用は推奨されない。

判定
正確

根拠

  • Microsoft 公式見解では スナップショットはバックアップ用途として非推奨
  • 世代管理や定期取得に向いていない

整理

手法 推奨
Hyper-V / Azure の単純スナップショット ❌ 非推奨
Windows Server Backup(System State) ✅(オンプレミス)
Azure VM Backup ✅(Azure VM)

4. Azure VM Backup の Standard / Enhanced ポリシーの違い

主張
Standard / Enhanced は料金差がなく、単に頻度や保持期間の違いだけ。

判定
⚠️ 要補足(一部正確)

事実

  • 保護インスタンス料金・バックアップストレージ料金は同一
  • スナップショット課金方法が異なる

参考

要点

  • Enhanced:高頻度バックアップ、柔軟な保持設定が可能
  • AD の整合性・復元可否に差はない
  • DC バックアップ用途では どちらでも問題なし

5. MARS Agent(System State バックアップ)の位置づけ

主張
MARS Agent によるシステム状態バックアップはオンプレミス向けであり、
Azure VM 上の DC では通常不要。

判定
正確

根拠

整理

環境 推奨手法
Azure VM Azure VM Backup
オンプレミス MARS Agent / Windows Server Backup

復元シナリオ別のサポート整理

シナリオ Azure VM Backup での対応 備考
DC が複数台、1 台のみ復元 ✅ サポート 非権限復元が基本
DC が全台消失 ✅ サポート フォレストリカバリー手順必須
マルチドメイン / フォレスト ✅ 条件付き PowerShell 手順推奨
AD オブジェクト単体復元 ❌ 非対応 AD ごみ箱 / ntdsutil

最終まとめ

  • Azure VM 上の AD は Azure VM Backup で十分
  • System State バックアップはオンプレミス向け
  • VM-Generation ID により DC 復元は安全
  • ⚠️ 復元設計(TSL、フォレスト復旧手順)は事前に理解が必要

PoC や検証用途でも、
本番と同じ設計思想で Azure VM Backup を構成しておくことが重要です。


0
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?