2017年12月22日に,IBM Cloud Private V2.1.0.1がリリース。
新機能のメモ書き。
個人的に注目しているアップデート
- Kubernetesのバージョンが,1.7.3から1.8.3にアップグレードしたこと
- Dockerイメージのアクセス制御をimagePullSecret無しでできるようになったこと
- ロギングのパフォーマンス向上
リリース情報
- リリース日
- 2017/12/22
- Version
- V2.1.0.1
- 参考ページ
- 製品マニュアル: What's new in version 2.1.0.1
- インストールイメージ: IBM Cloud Private Community Edition
- developerWorksブログ
新機能
- Kubernetes 1.8.3対応
- ロールベースアクセス制御
- private image repositoryのイメージのアクセス制御 (imagePullSecret無し)
- ref: Managing images
- Metering(利用量計測)
- リソース利用状況の月次レポート対応
- ref: IBM® Cloud Private metering service
- ネットワーク
- VMware NSX-T 2.0との連携
- ref: Integrating VMware NSX-T 2.0 with IBM® Cloud Private
- ストレージ
- ICP k8sクラスター構成後でもGlusterFS構成が可能に
- ref: Adding GlusterFS storage to your IBM® Cloud Private cluster
- Cloud Foundry関連
カタログに追加される製品パッケージ
Technology Preview
- Federation
- 複数クラスターの連携,共通管理サービス
- ref: Working with multiple clusters (federation)
- Vulnerability advisor
- コンテナやprivate image registry内のイメージの脆弱性アドバイザー
- ref: Vulnerability advisor
Fixes and improvements
- コンソールのリデザイン
- MariaDBを使ったHA構成の再起動
- RBACで使うLDAPとしてMS Active Directory連携
- 全てのプラットフォームおよびサポートOSに対するICP CLIの導入
- インストール中にモニタリングサービスが使うストレージクラスの指定
- Grafanaのデフォルトダッシュボードの追加
- ロギングサービスのパフォーマンス向上
- カタログサービスの安定性向上
- コンソール上でICPクラスターのバージョン確認
- Workloadを特定namespaceによるフィルタリング表示
- LDAP構成のシンプル化
- HA構成のためのディレクトリ構成サポート
- LDAPの構成とフィルターによるバリデーション機能の拡張
- サービスカタログ,リソースがアルファからベータVersionにアップグレード