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AWSでLLMが使えるAmazon Bedrockを試す

Last updated at Posted at 2023-09-29

はじめに

きのう夕方頃、Amazon BedrockがGAになったとのことで早速試してみました。端的に言ってしまえばAzure OpenAI ServiceのAWS版で、ChatGPTに似たチャットモデルも利用可能です。

今回は、Bedrockの価格、利用方法、チャットモデルの簡単な性能試験を行ってみたいと思います。

お値段

SageMakerでLLMを試す場合、1日に数万~十数万円のEC2インスタンスを立てる必要があります。翌月大変なことにならないように価格の確認は重要です。

Azure OpenAIServiceと同じく1000トークン当たりの従量課金のようです。Jurassic-2 Ultraで$0.0188/1,000tokensくらいなので気軽に試せそうです。

下準備

モデルのデプロイ方法がわかりにくく、ちょっとてこずったので手順を記します。

AWSにサインインしてから、検索窓に「bedrock」と打ち込むとAmazon Bedrockの候補が表示されるので、そこをクリックするとホームに行きます。

image.png

右上の「Get Started」を押します。

image.png

すると以下の画面になるので、「Model Access」をクリックします。

image.png

「Available」となっているのが利用可能なモデルですが、このままでは使えません。右上の「Edit」を押し、試してみたいモデル(チャットボットであればJurassic-2 Ultraなどがおすすめ)をチェックし、確定します。

image.png

最初は「In progress(だったかな?)」と出ます。画面のように「Access granted」となるまで待ちましょう。5分くらいだったと思います。

チャットを試す

「Access granted」になったら、今度は左メニューから「Chat」を選びます。

image.png

プルダウンからA21 Labs→Jurassic-2 Ultraを選び、「Start new chat」ボタンを押すとチャットができるようになります。

性能チェック

早速なにか打ち込んでみましょう。Jurassic-2 Ultraは日本語が苦手ということですが、一応試してみます。

image.png

思ったより厳しいですね(センシュアルオプティマイザ層とは……)。同じ文章を英語に翻訳してから投げてみます。

image.png

こんどはしっかりした文章を生成しています。しっかり読んだわけではありませんが、だいたい合っていそうです。

GPT-4に質問したセッションも貼っておきます。

さいごに

まだ性能調査は十分に行えていませんが、動くところまで確認できたので記事を公開したいと思います。

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