Db2 V9.7/V10.1/V10.5/V11.1からV11.5への移行ガイドの「パラメータシート」がDb2 11.5の最新リリースであるV11.5.8対応更新されました
Db2(Linux,Unix,Windows版) V9.7/V10.1/V10.5/V11.1から最新バージョンであるDb2 V11.5への移行ガイドが公開されています。
このガイドの中には、「パラメータシート」として、「DB2 for LUW V11.5 パラメータ一覧」が含まれます。
これは、Db2 9.7から11.5までの、以下のパラメータのデフォルト設定値を一覧にしたもので、バージョンアップで変更箇所があるのかをチェックするために便利なシートになっています。
- レジストリ変数
- データベースマネージャ構成パラメータ
- データベース構成パラメータ
2023年4月版で、この「パラメータシート」に、最新のDb2 11.5のリリースであるDb2 11.5.8を含めた更新がされましたので、最新版ファイルのダウンロードにより入手できます。
-【SIL】Db2 for LUW 移行ガイド(考慮点一覧) - Db2 V9.7/V10.1/V10.5/V11.1からV11.5への移行対応版
初版作成:2019年10月
外部公開:2022年3月
更新:2023年4月(パラメータシート V11.5.8対応)
-【SIL】Db2 for LUW 11.5 移行手順ガイド
こちらは外部公開2022/03からの変更はありません。
補足)
Db2 11.5へ、バックアップ/リストア方式や、migrateコマンドでの、直接のアップグレード(バージョンアップ)ができるのは、Db2 10.5以降になります。
Db2 9.7、Db2 10.1といった、それ以前のバージョンからは、基本的にはデータ移行方式(例:Export/Loadコマンドによるデータ移行)を使う方式となります。
この「移行手順ガイド」の中にこれらの方式についても詳しく解説がされています。
移行ガイドの位置付け
Db2はバージョンが上がる場合も既存バージョンとの上位互換性は基本的に保たれますが、それでも細かな変更点やマニュアル上非推奨とされていた機能が数バージョン後に削除される場合もあります。
資料は非常に細かいところまで調べて丁寧に書かれています。
各バージョンでのパラメータの変更点をまとめた資料も含まれており、非常に役立つ力作と思います。
Db2のバージョンアップ(マイグレーション)の際には、ぜひご活用ください。
IBM SupportのサポートのサイトにもQuestion & Answerとして上記資料へのリンクが記載されています。
[Db2] V9.7/V10.1/10.5/V11.1 から V11.5 への移行に関連する情報
参考)Db2関連技術情報
Db2 11.5 マニュアルのトップページ
- 日本語
- 英語
- https://www.ibm.com/docs/en/db2/11.5
- 最新情報は英語で更新されていますので英語で確認するのがお薦めです
Db2 11.5 システム要件
各Db2バージョンリリースの稼働環境の前提要件等の確認はこちらでおこないます(英語)
日本のサポート部門によるFAQ集
こちらのサイトには、IBMのソフトウェア・テクニカル・サポートによく寄せられる質問 (FAQ) の一覧があり、非常に有用な情報が数多く記載されています。
Db2 Fixpackのダウンロードサイト
Download Db2 Fix Packs by version for DB2 for Linux, UNIX and Windows
Db2は、最新のFixPackより、新規導入が可能です。
[Db2] Db2 サポートによく寄せられる質問のFAQより、以下を確認できます
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Db2 はフィックスパックから新規インストールが可能
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V11.5 以降の Server フィックスパックをインストールすると Community Edition として登録され起動期間の制限はない
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Db2 Community Editionは、以下の環境で無償で利用可能
- 最大でコア 4 個、メモリー 16 GB
これらの情報は以下のFAQで解説されています
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[Db2] Db2 製品のダウンロードとインストール方法
https://www.ibm.com/support/pages/node/298449 -
[Db2] Db2 V11.5 Server エディションをインストールすると Developer-C/Community Edition がインストールされる
https://www.ibm.com/support/pages/node/1073020