Db2がAWSのマネージド・サービスとして提供開始
(日本IBM 2023/12/5 ニュースより引用)
2023年11月27日のAWS re:Invent 2023 (USで開催されたAWS最大級のイベント)で、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS) for Db2のリリース(GA)が発表されました。
RDS for Db2はフルマネージドのクラウド・サービスで、AIワークロードを含めたハイブリッドクラウド環境のデータ管理・活用を容易にします。加えて、GA時点からAWSの東京・大阪のリージョンで稼働します。
これまでAWS上では分析ワークロードに特化したDb2 Warehouseが提供されていましたが、基幹系・トランザクション系のミッション・クリティカルなワークロードの場合にはIDb2のソフトウェア・ライセンスをAWSに持ち込んでEC2などの上に構築する方式しか取れませんでした。
今回の発表により、現在オンプレなどで基幹系・トランザクション系のワークロードでDb2をご利用いただいているお客様に対して、モダナイズやクラウド移行の際に新しい有力な選択肢を提供できます。
RDS for Db2を利用すれば、お客様は数クリックで、スケール可能なコンピュートやストレージ、バックアップ/リストア、高可用性、高度なセキュリティなどを兼ね備えたDb2をすぐに簡単に使用開始できます。
AWSにおけるDb2の選択
AWS上で稼働するDb2 for Linux, Unix and WIndowsは、複数のデプロイメント方式で利用可能であり、今回のRDS for Db2リリースによりさらに選択肢が拡がりました。
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今回発表された、AWS RDS for Db2(2023年11月よりGA)
https://aws.amazon.com/rds/db2/ -
EC2上でIaaSで動く、Db2マルチプラットフォーム版 (ソフトウェア版のDb2 LUW版)
システム要件の確認はこちら -
SaaS: Db2 on Warehouse on Cloud (on AWS)
Db2 Warehouse on Cloud 無償トライアル
その他、
- Db2U(コンテナ版)等
RDS for Db2のソフトウェアライセンス
RDS for Db2のDb2ソフトウェアライセンスは、BYOSL(Bring Your Own Software License)によるライセンス持ち込みが可能であり、既存資産の有効活用も可能です
Db2 on AWSでは、それぞれデプロイメントの方式により、ライセンスのカウントも変わります。
参考)Eligible Public Cloud BYOSL Policy
今回リリースされたRDS for Db2の場合、
上記サイトの注9、
「1 VPC = 1 physical core = 2vCPUs」
※Hyperthreading = ONのインスタンスの場合
という、使い勝手のよい設定となっています
参考情報
Amazon RDS for Db2 の利用を開始する (Amazon Web Services ブログ)