WinPythonを使うモチベーション
分析をする際に、(データの権限周りとか)諸々の都合で、用意されたPCで作業することがよくある。
ただ、モデルの作成など高度なことをしようとすると、それなりの分析環境が用意されてないと難しい。
そういう訳で、分析環境を用意したいが、管理者権限が与えられていないことが多いので、その制約下でも使用できるWinPythonを使ってみた。
(ソフトウェアの導入には、セキュリティやコンプライアンス関連による障害が起きることもあるが、ここでは割愛)
選択肢としてPythonを選ぶのは、趣味もあるけど、やはりデータ分析の一連の工程(データ加工、集計、モデル作成、可視化など)をまとめてでできるのが魅力的だから。
WinPythonのインストールまで
WinPythonの配布ページから欲しいバージョンをダウンロードする。
後は、インストーラの指示に従って、インストール設定をする。簡単。
インストール先にユーザフォルダ配下を指定すれば、管理者権限が無くてもインストールできる。
インストールフォルダに、インタプリタやSpyder(IDE)、jupyter notebookなどのexeがインストールされているので、任意のアプリケーションを起動すると、それらを介してPythonが利用できる。
WinPython環境へのモジュールのインストール
WinPythonのインストール直後は、デフォルトで用意されているモジュールが限られている。
しかし、モジュールの追加もできるので一安心。
jupyter notebookを使う場合は、ノートブック上で「!pip install [モジュール名]」を実行。
それ以外の方法でも、インストール先にできている「WinPython Control Panel.exe」を使うと、gitとかからダウンロードしたモジュールデータを手動で追加できるみたい(未確認)。