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Linux環境におけるGurobiのバージョンアップ・インストール

Last updated at Posted at 2022-09-08

前提

この記事ではLinux(Redhat8.5)にインストールしたPython3.9.7で使用している、Gurobiを9.0.1から9.5.1にアップデートした際の備忘録です。

9.0.1を使用しているときは探索時間が長い、とにかく長い
9.1以上にすることでNoRelHeuristicアルゴリズムを使っての探索が可能になり、探索時間の短縮を見込めるため、9.5にアップデートを決定

手順

  1. ライセンス・インストーラを取得
  2. Linux環境下で展開
  3. 環境変数を修正
  4. pythonモジュールのインポート

1. ライセンス・インストーラを取得

環境・目的に応じてご準備ください
インストーラはtar.gzのパッケージを使用しました
GurobiはOctobersky社の数理最適化製品です。

2. Linux環境下で展開

Gurobiを構築したいディレクトリに移動します
ここでは/optをカレントディレクトリとします

linux_コマンド
cd /opt

準備したソースファイルを展開します
バージョンによってファイル名・ディレクトリ名が変わりますので、適宜読み替えてください

linux_コマンド
tar xvfz gurobi9.5.1_linux64.tar.gz

/opt/gurobi951/linux64/.....とファイルが展開されていることを確認します

/opt/gurobi951/linux64/gurobi.licとなるようライセンスファイルを格納します

古いライセンスファイルはリネームするか削除してしまいましょう

3. 環境変数を修正

環境変数を以下になるように修正します

GUROBI_HOME=/opt/gurobi951/linux64
PATH=${PATH}:${GUROBI_HOME}/bin
LD_LIBRARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH}:${GUROBI_HOME}/lib

linux_コマンド
export GUROBI_HOME=/opt/gurobi951/linux64
export PATH=${PATH}:${GUROBI_HOME}/bin
export LD_LIBRARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH}:${GUROBI_HOME}/lib

この時、古いバージョンのパスが残っていると正しい挙動にならないため注意

環境変数の永続化
.bashrcファイルなどのファイルに書き込み、永続的に環境変数を登録するようにしておきましょう
バージョンアップの場合、旧バージョンで永続化されていると考えられるので、それを上記に修正すること

環境変数の確認
envコマンドで環境変数を確認しておきましょう

linux_コマンド
env

Gurobiインストール完了

ここまででGurobiのインストールは完了です。
gurobiが起動するか確認します

linux_コマンド
gurobi.sh

問題なくIntractive Shellが起動することを確認します

4. pythonモジュールのインポート

3.までではpythonからの使用がまだできないので使えるようにします

${GUROBI_HOME}へ移動します

linux_コマンド
cd ${GUROBI_HOME}

セットアップコードを実行して、pythonでGurobiを使えるようにします

linux_コマンド
python setup.py install

pythonを起動し、問題なくimportできるか確認します

linux_コマンド
python
~Intractive Shellの起動~
>>>import gurobipy
>>>

エラーなくインポートできればPythonでの使用も問題ありません。

後は実際に動かしていきましょう。お疲れ様でした。

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