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エンジニアが若い世代に追い抜かれないためにするべき3つのこと

Last updated at Posted at 2015-12-25

アドベントカレンダーも最終日となりました。最低ストックと最高ストックの二冠を達成して一応 CTO の面目は保ちました。これであと2年くらいは席が確保できそうです。

さて、最終日ですが老害にならないためエンジニアが若い世代に追い抜かれないための3つのこと、と題してあくまでも自分に言い聞かせる TTD (Things To Do) で締めたいと思います。ストック目当てじゃないのであえてタグ付けはしません(→修正: タグ必須でしたw)。

常に新しい美

経験が豊富になればなるほど、特に成功体験が多い人ほど過去と同じ技術を使い回すものです。これはある程度責任のある地位に就くとリスクヘッジと言う意味でも当たり前の事ですが、さすがに5年、10年も前のプログラミング技術は今では通用しません。言語の仕様だけでなく、フレームワーク、ライブラリ、通信規約、インフラ、などこれらのスタイルは毎日のように新しいものが提案されています。また、そういう地位の人が若い人材に古い技術をさもデファクトかのように吹聴することで負のスパイラルは加速していきます。

「たった一度の失敗で立ち止まるな」とはよく言いますが、その逆も然りで、

たった数度の成功でも立ち止まるな

ということです。新しい技術を取り入れること自体が成功体験と考えられるようになりたいものです。

ちなみに「常に新しい美」というのは赤いハイビスカスの花言葉で、ハワイの州花でもあります。あと、僕の誕生日の誕生花らしいです。ほんとどうでもいいですね。

若いエンジニアの意見を大事にする

若いエンジニアの提案を頭ごなしに否定するのもよくありません。仮に自分が失敗した同じ経験を歩もうとしていたとしても全否定するのではなく、むしろ貴重な体験として扱わせてあげましょう。ズバリ答えを示すのではなく、あえて失敗の道を歩ませて、その過程を経験させるのも手です。
ただし、勝手にやれと言うのではなく、こっそり見守っておく事が重要。そして仮に成功すれば自分の事のように喜んであげましょう。そうする事で自分の成功体験にもなり、お互い成長できます。

逆に、失敗した時に「ほれ見たことか」というのは厳禁です。老害以前に人として魅力が無いです。

謙虚になる

成功体験が多いとついつい勘違いしがちですが「俺スゲー!」的な自意識過剰な状態は続けば続くほど成長を阻害します。ただ、これを客観的に見るのはなかなか難しいです。特に自分(達)の技術力がどれくらいのものなのかというのは比較対象が無いとわからないので、やはり外部との摩擦は必要だと思います。それは勉強会だったり、Qiita などの技術ブログでの交流だったり、オープンソースのコントリビューターとしての活動だったりと、人によって様々ですが、自分の力量を腕試しする場としてそういう世界に飛び込んでいく気持ちはいつまでも持っておきたいですね。

あと、古い技術があってこその新技術です。また、古い技術から学ぶ事も多いです。古い技術を見下さず、新しいことを憶えてもそればかりに固執しない。常に柔らかい頭でいたほうが、技術の吸収力は衰えないものです。

まとめ

以上、老害と呼ばれないために周りに根回しするエンジニアが若い世代に追い抜かれないためにするべき3つのこと、でした。ネタ記事ではないです!

みなさま良いお年を!

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