#はじめに
業務でPowerAppsを扱うことになり、PowerAppsについて1から勉強することにしました
ここでは学習したことを随時発信していこうと思います!
分からない所も多く間違い等あるかもしれませんが、その際はご指摘いただけますと助かります
#今回のテーマ
PowerAppsについて理解する
#PowerAppsとは
PowerApps は一式のアプリ、サービス、コネクタ、データ プラットフォームであり、ビジネス ニーズに合わせたカスタム アプリを短期間で開発する環境を提供します。 PowerApps を利用することで、基になるデータ プラットフォーム (Common Data Service) "と" さまざまなオンライン/オンプレミス データ ソース (SharePoint、Excel、Office 365、Dynamics 365、SQL Server など) の "いずれか" に保存されているビジネス データに接続するカスタム ビジネス アプリを短期間で作成できます。
PowerApps で作成されたアプリはビジネス ロジックとワークフローの機能性に優れ、手作業のビジネス プロセスを自動化されたデジタル プロセスに変換します。 さらに、PowerApps で作成されたアプリは設計上、応答性に優れ、ブラウザーやモバイル デバイス (スマートフォンやタブレット) で滑らかに実行できます。 PowerApps はカスタム ビジネス アプリを作成する能力をあらゆるユーザーに与えます。ユーザーはコードを記述することなく、機能が豊富なカスタム ビジネス アプリを作成できます。
PowerApps はまた、プラットフォームの拡張性に優れ、プロの開発者はプログラミングでデータやメタデータを操作し、ビジネス ロジックを適用し、カスタム コネクタを作成し、外部データと統合できます。
PowerAppsは2016年11月にリリースされたビジネスアプリケーション作成ツールです
プログラミング無しで簡単にビジネスアプリケーションを作成できるのが特徴です
PowerPointのような直観的な操作+Excelのような関数を入力するだけでビジネスアプリケーションが作れるようになっています
#何のために提供されたのか
PowerAppsを使えば簡単にビジネスアプリケーションを作れるということは分かりましたが、そもそもどんな目的で提供されたのでしょうか?
Dynamics365との比較
PowerAppsと同時期にDynamics365と呼ばれるCRMが提供されました
Dynamics365ではセールス、カスタマーサービス、マーケティングなど9つのビジネスアプリケーションを提供しています
ですが、これらの機能だけで全体の業務を回せるかというとなかなか難しいです
Dynamics365の提供するビジネスアプリケーションがカバーできる範囲というのは限定されています
そこでPowerAppsの出番です
本来の機能でカバーできない領域にITを浸透させることにより、組織全体の業務プロセスの効率化や情報共有力を向上させることができます
「開発ではなく作成」
PowerAppsは「開発ではなく作成」といわれます
開発=プログラミングが必要なので、開発ツールごとに異なる開発言語や専門技術を持った人が必要になってきます
それに比べてPowerAppsはビジネスアプリケーションを作成するツールなのでプログラミングを必要としません
また実際に開発するとき、開発の必要性を感じたユーザーが情報システム部門へ依頼し、要件を定義して開発へ進むという流れになります
それに対しPowerAppsはユーザーが主体となってビジネスアプリケーションを作成できるようになります
情報システム部門を挟むことなくユーザー自らが業務実態に即したビジネスアプリケーションを作成できるため、より迅速に開発が出来るようになります
#特徴
PowerAppsには以下のような特徴があります
1.OSやブラウザに依存しない
PowerAppsはOSやブラウザを問わず、どの環境下でも使用することができます
またPowerAppsで作成して保存したアプリは、WindowsやMacブラウザ、そしてiOSやAndroid(専用のモバイルアプリが必要)などで動きます
PC向け、モバイル向けにそれぞれ別のアプリを作成する手間がかかりません
2.コネクタを使ったデータ連携
PowerAppsではMicrosoft系のサービスやその他の外部サービス(kintoneやSalesforce)など延べ200種類以上のデータと連動することができます
さらにDropboxなどのクラウドサービス、TwitterなどのSNSにも接続が可能です
オンプレミスのデータベースとも連動することができます
3.自動バージョン管理
PowerAppsで作成したアプリは、保存と発行の2ステップでユーザーに展開します。
まず自分で試してみて、動作に問題がなければ「発行」というものを押して社内のユーザーに展開します
展開されたアプリは自動的にバージョン管理されるようになっています
仮に発行したアプリで何か設定を間違えていた場合は、ワンクリックで1つ前のバージョンに復元することが可能です
#実際にPowerAppsを立ち上げてみる
キャンバスアプリ
主にこちらの方で実際のアプリを開発していくイメージだと思います
テキストボックスやボタンを挿入したり、ページ遷移やボタンのクリックによるアクションなどは全てPowerAppsの関数で書くことができます
モデル駆動型アプリ
見た目はDynamics365で、グラフやダッシュボードなどのDynamics365の機能を使用することができます
次回は実際にキャンバスアプリを使い、アプリを作成してみようと思います
#参考
Microsoft PowerApps 公式リファレンス
https://docs.microsoft.com/ja-jp/powerapps/powerapps-overview
最近よく聞く「PowerAppsって何?その概要を5分で解説!」
https://www.cloudtimes.jp/dynamics365/blog/what-is-microsoft-powerapps.html
ASCII.jp Excelとパワポの知識だけで業務アプリを開発できる「PowerApps」とは
https://ascii.jp/elem/000/001/669/1669792/
データのじかん パワポ気分でアプリが簡単に「作成」できる『Microsoft PowerApps』とは?
https://data.wingarc.com/microsoft-powerapps-10278
PowerApps モデル駆動型アプリとDynamics365
https://qiita.com/dinok/items/3203e3338bda1e12b382