記事の趣旨
PowerAppsのモデル駆動形アプリを使うことで、Plan2のライセンス(月額4,320円)で
Dynamics365を(ダッシュボードやグラフ、ワークフローなどの機能が使える)をベースとした
アプリケーションの開発ができます。お得だと思います。
自分もまだまだ勉強中ですが調査結果をまとめました。
PowerAppsとは
ノンプログラミングでアプリケーションを作成できるサービスです。
アプリケーションの種類は2種類あります。
下図は作成をアプリの作成を押したところです。
・「キャンバス型アプリ」
一般的にイメージとして浸透しているのはこちらのような気がします。
PowerPointのようなUIでアプリを作れます。
・「モデル駆動形アプリ」
見た目はDynamics365で、URLも[環境名].crm7.dynamics.comとなっています。
グラフやダッシュボードなど、Dynamics365の機能を使用できます。
モデル駆動形アプリを使用するメリット
ライセンスについて
https://powerapps.microsoft.com/ja-jp/pricing/
PowerApps Plan2で使用できます。
Dynamics365 Customer Engagementは12,350円で、PowerApps Plan2は4,320円です。
PowerAppsにはSFA(営業支援)などの機能はありませんが、それらを使用しない場合はPowerAppsを活用したほうがお得です。
以前より不動産の土地データを管理したい場合など
SFA機能は特に不要だがDynamics365を適用できないかという場面がありましたが、
そういう場面で活用できればいいなと思っています。
Common Data Service(CDS)の活用
CDSは様々なデータと連携しやすいデータベースというイメージです。
まだ試せていませんが、CDSは他システムやcsvファイルからのデータ統合が可能です。
他システム連携はバッチやWEBアプリの開発が必要なイメージがありますが、
最近ではWEBAPIによるデータ連携が考慮されたシステムも多く(特にクラウド)
WEBAPIがある場合にはそのままCDSにデータを取り込めるパターンもあると思われます。
CSVファイルならば多くのシステムは出力可能だと思われるので、
初期導入では、CSVファイルの連携でとりあえず運用してみるということも考えられます。
詳しくは私がよく参考にさせていただくMS吉田さんの1時間弱の下記のウェビナーがとても参考になりました。
https://info.microsoft.com/JA-DynOps-WBNR-FY19-12Dec-13-Businessapplicationdevelopmentsixth-MCW0010620_02OnDemandRegistration-ForminBody.html
PowerBI, Microsoft Flow, PowerAppsキャンバスアプリとの連携
利用に制限はありますがPowerBiやFlowも使えるので、
CDSに蓄積したデータをPowerBIで分析したり、FlowでSharePoint等との連携したりできます。
上記で書いたキャンバスアプリも、同じCDSに対して作成可能なので
例えば、各営業担当はキャンバスアプリでデータ入力、マネージャーはモデル駆動型アプリで実績を分析する
などすれば、便利ではないでしょうか。
こんなイメージです。