最終話:事務歴のながーい事務がDX担当になるまで
この話はここで一区切り。
これからは、日々のゆるーい学びなども少しずつ書いていく予定です。
後編について
最終的にDX担当として異動することになった背景には、大きく分けて3つの出来事があります。
この最終話では、その3つを振り返ってみます。
長期に渡るシステム改修プロジェクト
現在進行形で、基幹システムの大規模改修プロジェクトに携わっています。
今の部署からメインメンバーとして3名選ばれ、その一人がわたしでした。
正直、自信はありませんでした。
やりたい気持ちはあったけれど、「自分じゃない誰かが担当した方が上手くいくのでは」とも思っていました。
嬉しさだけではなく、
「他に適任がいないから選ばれたのでは」と感じてしまう部分もあって、
めちゃくちゃ前向きだったかと言われると、正直微妙でした。
これはたぶん、
自分の考えを人に伝えるのが、あまり得意ではないことと、
無数にある選択肢の中で出した自分の答えが、
本当に正解なのか分からなくなる場面が多かったからだと思います。
それでも、「出した答えを正解にしていくしかない」という気持ちは、強くありました。
そんな中、開発会社の方とのやりとりが増えていく中で言われたひとこと。
「〇〇さんの考えはとてもロジカルです。」
自分ではそう思っていなかったので、正直驚きました。
長いプロジェクトで関わってきた相手だからこそ、お世辞ではないことも分かっていて、とても嬉しかったです。
さらに、
「こういう業務(システムの要件を整理して出す)のスキルがあります。」
とも、言われました。
エンジニア系の方って、
言い方が端的で、時々ちょっと傷つくこともあるのですが、
言葉を濁さず、言い切ってくれるところは、すごく良いなとも思います。
(言葉に傷ついた、あれこれの話は、またいつか別の記事で。)
そうそう、その方に「自分の仕事を一言で表す言葉がなくて」と話したことがあります。
そしたら、返ってきたのが、
「DX推進部って感じじゃないですか?」
……おおお、でした。
技術者じゃなくても、
コードが書けなくても、
システムに触れて、考えて、現場と一緒に前に進める。
技術者じゃなくても、コードが書けなくても、システムに触れ、考え、現場と一緒に前に進める。
DXって、そういう関わり方もあるんだ。
むしろ、そういう人が必要なんだ、とその時はじめて実感しました。
それ、いいなーって。
人事面談で、やりたいことが具体化
そして、1年が経って2回目の人事面談。
もうこの頃には、
自分の進みたい方向は、かなりはっきりしていました。
面談以前から、機会があるたびに周りの方に「こんな仕事がしたい」と口に出して話していました。
どうやら、その声は人事の耳にも届いていたようです。
やりたいことは、もっといろんな部署と関わりたい、実務も触りたい。
あれもやりたい、これもやりたい。正直、不安もあるけれど、話すのがとても楽しい時間でした。
まずは知ることから。
ただ知るだけでなく、間に入って運用を整えたり、分からないことを学んで応用したり。
現場で起きる課題に対して「こういう手もありますよ」と引き出せる選択肢を、とにかくたくさん持っていたい。
そんな話を、ばばばっと全部話しました。
こういう話をすると、
「誰が口下手?」「どこが人見知り?」
と言われます(笑)。
たしかに文章にすると饒舌に見えるかもしれませんが、実際は“その場で”“短い言葉で”伝えるのは、今でもあまり得意ではありません。
異動が決まった日
さて、去年の秋ごろ。
社内で、なんとなく異動の話が聞こえはじめました。
今回、打診がなかったら、
もう自分から言いに行こうと決めていました。
もう1年延ばす選択肢は私には無かったんです。
忘れられていたとしても、直談判して通すくらいの覚悟と自信は、
もうその頃には、ありました。
こういう自信がどこから来るのか、いつも自分でも不思議です。
理屈じゃなくて、
脳が勝手に
「いま! いまいま!」
と、合図を出してくる感じ。
無事に異動面談がありまして。
会社の方向性や、
私に対する期待、
そしてDXそのものへの期待を聞いて、嬉しさしかなくて。
「はい。うれしいです。とても。」
と、素直に返事をしました。
おわりに
部署が変わるからといって、
急に何かが出来るようになるわけではありません。
不勉強でいるつもりはないけれど、分からないことを分かったふりだけは、
しないでいようと思っています。
すぐにばれますしね。
失敗して落ち込んだり、なにかが上手くいってうれしがったり。
そんな日々が、今は待ち遠しいです。