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プロキシ環境でのPython環境構築まとめ

Last updated at Posted at 2023-03-04

はじめに

以下の記事で紹介した3種類のPython環境構築方法について、プロキシ環境での実施手順をまとめました。
基礎知識として、まずは以下の記事をご一読頂ければと思います。

実際に試し切れていない部分も一部あるため、不具合等ありましたら、コメントで適宜指摘・報告頂ければと思います

1. pyenv + venv

「1. pyenv + venv」をプロキシ環境で使用する場合、pyenvとpipのプロキシを設定する必要があります。
設定ファイルpip.iniで一括設定する事も可能ですが、仮想環境では混乱を招きやすいので、本記事ではコマンド毎に指定する方法を紹介します

pyenvのプロキシ設定

pyenvでインタプリタ切替で実行するコマンド

pyenv install バージョン名

を、

https_proxy=http://プロキシのアドレス:ポート pyenv install バージョン名

のように変えて実行することで、プロキシ環境でもpyenvのインタプリタ(Pythonのバージョン)をインストールする事ができます

pip

パッケージのインストールで実行するコマンド

pip install パッケージ名

を、

pip install --proxy http://プロキシのアドレス:ポート パッケージ名

のように変えて実行することで、プロキシ環境でもpipでパッケージ (ライブラリ)をインストールする事ができます

2.pyenv + Poetry

「2. pyenv + Poetry」をプロキシ環境で使用する場合、pyenvとPoetryのプロキシを設定する必要があります。
本記事ではpyenvはコマンド毎に指定し、Poetryは設定ファイルでプロキシを指定する方法を紹介します

pyenvのプロキシ設定

「1.pyenv + venv」の場合と同様です

pyenvでインタプリタ切替で実行するコマンド

pyenv install バージョン名

を、

https_proxy=http://プロキシのアドレス:ポート pyenv install バージョン名

のように変えます

Poetry

※こちらは常に上手くいくか自信がないので、うまく行かない方はコメント頂けるとありがたいです

プロジェクト内のpyproject.tomlに以下の記述を追加します(参考)

[[tool.poetry.source]]
name = "proxy"
url = "http://プロキシのアドレス:ポート"
default = true

これでプロキシを指定した状態でPoetryのコマンドを実施できるはずです

3.Conda + conda-forge

「3. Conda + conda-forge」をプロキシ環境で使用する場合、Condaにプロキシを設定する必要があります。

Condaのプロキシ設定

以下の場所にある.condarcを編集する必要があります

  • Windowsの場合: C:\Users\ユーザ名\.condarc
  • Macの場合: ~/miniforge3/.condarc (Minicondaをインストールした場合~/miniconda/.condarc)
  • Linuxの場合: ~/.condarc

.condarcに以下内容を追記します

.condarc
proxy_servers:
  http: http://プロキシのアドレス:ポート
  https: http://プロキシのアドレス:ポート

なお、pipでのインストールがうまくいかない場合は「1. pyenv + venv」と同様以下コマンドでインストールしてください

pip install --proxy http://プロキシのアドレス:ポート パッケージ名
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