はじめに
27歳になり、健康不安も出てきました。
たまにめまいがしたり、心臓バクバクってなったり。
神経質かつ心配性な私は、約二年前に購入したApple Watch Series3の心拍数測れるやつを常にチェックしていました。
昨年、Apple Watch Series4が発表された際、
心電図機能(ECG)が新たに追加されたという話を聞き大歓喜だったのもつかの間、
日本では認可の関係で使用できない現実を知り落胆していました。
そして今年、Apple Watch Series5が発表されました。
新製品好き かつ 健康不安のある私は、
なおのことApple Watch Series5を手に入れ、
ECG機能を試したくて仕方がなくなっていました。
現在2019年12月。
運良く、ECG機能を提供している国の一つである、カナダへの出張予定ができたので、
カナダでApple Watch Series5を購入し、ECG機能を使おうと試みました。
現在まだ日本に帰国していないため、帰国後もECGが使用できるかは未確認ですが、
日本で作ったApple IDとの紐付けは無事に完了し、
今現在は"ECG"、"不規則な心拍の通知"を使用できています。
帰国後の話は追記するとして(日本でも無事使えました!)、
ECG機能をONにする際にちょっと焦ったところなどを記します。
参考文献と本記事の位置づけ
参考文献その1
Apple WatchのECG機能をなんとか使う方法をいろいろ考え、検証してみた結果【追記あり】
という記事があります。
この記事は、
「どのような条件下でApple Watch Series4を購入/アクティベートすれば、日本においてもECG機能を使用できるか」を検証している、大変ありがたい記事です。
検証結果として、以下2つの条件が記されています。
- ECG機能提供国で購入したApple Watchであること
- 購入した国でApple Watchをアクティベートすること
参考文献その2
参考文献その1と同じ著者が、
Apple WatchのECG(心電図)機能を日本でも使用できる方法(まとめ編)
という記事も執筆されています。
こちらでは、
「ECG提供国(※1)で購入したApple Watch Series5でも上記の条件で、日本でもECG機能が利用できる」
ことが記されています。
(※1: 香港で試されたようです)
本記事の位置づけ
前述した2つの参考文献をふまえ、私が今書いている本記事は以下の内容の記事です。
- 参考文献の内容をカナダでも試してみた報告(ほぼ日記)
- ECGを最初に使用する際に位置情報の確認が必要だった(※2)報告
- (余談)海外にて、日本で作ったAppleIDでサインインできない問題への対処
(※2: 参考文献において試された際も実は位置情報確認があったのかもしれませんが、
試された方が現地のSIM等を使用していた等の理由で既に位置情報確認ができており、
位置情報チェックの画面が出なかった可能性も考えられます。
もしくはOSアップデートなどによって最近位置情報確認がされるようになったか。)
位置情報確認で焦った話以外はほとんど日記のようなものです。
この記事は2019年12月現在の情報なので、今後仕様変更等によりできなくなるかもしれません。
試す場合は自己責任でお願いします。
カナダで買ったApple Watch 5でECGを試す
いざApple Store
バンクーバー国際空港に到着してすぐ電車に乗り込み、
一目散にAppleストアへ向かいました。
バンクーバーの栄えているとこらへん、
Vancouver City Centre駅に直結しているショッピングモール内に
Apple Pacific Centre があります。
カタコトの英語で「Apple Watchカイタイ」、「Nikeモデルノ40mm」、「アイライクECG」などと店員さんに話しかけました。
店員さんはとても優しく、
「数日間は返品できるから、もし日本のApple IDと紐付けしてECG使えなかったりしたら持ってきていいよ」
とのことでした。
価格は592.48カナダドル、クレカの請求を見ると日本円で49,805円でした。
日本価格が税込み47,080円なので3,000円弱お高いですが、
ECG機能で健康不安の一部を解消できるのであれば安いものです。
迷わず購入して、一目散にホテルへ。
▲スーツケースをガラガラしながらApple Storeにいきました
開封の儀とApple Watchのアクティベート
ホテルにチェックインして早速開封しました。
Apple Watch Series3と比べると液晶部分はちょっと丸くなってる?
まぁそのあたりは他の記事が山程あると思うので割愛します。
まずApple WatchとiPhone XSをペアリング。これは無事終了。
30minくらい時間がかかりましたが、セットアップは特に問題なく終了しました。
ECG機能のアクティベート
Apple WatchのECGのアイコンを押すと、
「iPhoneのヘルスケアアプリを開いて最初の設定をして」との表示。
そこで、iPhoneのヘルスケアアプリを開き、心電図の項目を押す。
ここでちょっと焦りました。
焦っててスクショ取り忘れたのですが、ざっくりいうと、
「適切な地域でECGを使おうとしているか確認するために位置情報をオンにして」
とのこと。
私は日本では格安SIM(回線はドコモ)ですが、
カナダでは日本でレンタルした海外用のモバイルWi-Fiを使用しており、
モバイル通信は行わないよう機内モードに設定しています。
モバイル通信できないと位置情報が確認できない、ことはないはずですが、
なぜかWi-Fiだと「位置情報が確認できない」とのエラーが出ます。
ワンちゃんSIMショップに行って現地のSIMを買ってモバイル通信を試すしか無いか…と考えつつ、
もしかするとドコモ回線の海外ローミングがイケるかも と思い、
恐る恐る機内モードを解除しました。
すると現地の回線に繋がり、無事位置情報確認もパスできました。
(電話かけたりしてないのでたぶん大丈夫だけど、高額請求されないか心配ではある。)
もし現地でECG機能をONにしたいけど位置情報確認できない人がいたら、
モバイル通信をONにして海外ローミングを試すか、
現地の安いプリペイドSIMを買うなどしてモバイル通信に繋げる必要があるかもしれません。
(単に私の使っているモバイルWi-Fiが問題だっただけかもしれませんが、
いずれにせよECGをONにする際に位置情報確認は必須のようです。)
いざカナダでECG
位置情報確認をなんとかパスし、いざECGを試します。
左腕にApple Watchを付け、右手の人差し指(何指でもいいけど)でデジタルクラウンを触ります。
するとこんな感じ、波形が表示されます!生きてる!!ってなりました。
▲ECGは筋肉の微弱な電気信号を捉えて波形を表示しているので、スクショを取るために指を動かすと波形が乱れてしまう。ので、スクショ撮るのも結構たいへん。
30secほど指を当てていると結果が出ます。
無事にサイナスリズム(洞調律)でした。健康不安が少し解消されました。
結果は自動的にiPhoneのヘルスケアアプリに転送され、
医師に見せるためのPDFを発行することもできます。
▲PDFでの出力結果。知り合いのお医者様にLINEで見せたところ、「綺麗に波形とれてるね」とのこと。
いざ帰国してECG
さて、カナダ国内では無事ECGを使用できていましたが、日本ではどうでしょう。
こちらは帰国後に追記します。
先日帰国した際、さっそく羽田で試して無事に使えましたー!
それから数日経っていますが、特に問題なく使用できています。
余談: AppleIDでのサインインに失敗する場合の対処
ECGとは関係ないのですが、こちらもちょっと焦ったので共有。
Apple WatchでApple Payなどを使用する場合は、AppleIDでサインインする必要があります。
海外にて日本で作ったAppleIDでサインインする際、エラーが出てサインインできないことがあるようです。
解決方法としては、VPNで日本に接続(※3)してからログインすることで無事にサインインできました。
サインイン時のIPアドレスなどから国を見ているのではと思われます。
(※3: 私は日常的にExpressVPNというサービスを使用しています。30日間なら無料で返金してくれる優良なVPNです。フリーのWiFiはいろいろ危ないので重宝してます)
まとめ
大変貴重な参考文献をもとに、
カナダで購入したApple Watch Series5でECG機能を使ってみました。
カナダでもECG機能をONにできることを確認しました。
また、ECG機能をONにする際、位置情報確認が必要でした。
今回は機内モードを解除して現地のモバイル通信に繋いで解決しました。
日本帰国後もECGが使えるかどうかは後日この記事に追記する形で報告しようと思います。
帰国後も使用できました、めでたしめでたし