有休を利用してWolfram コンファレンス 2015 RIKENに行ってきました。
コンファレンスの内容は以下の4講演でした。
- Wolfram言語を使ったデータサイエンスの実践
- 宇宙物理学におけるMathematicaの活用事例 ~分子雲コアにおける化学反応と電離度計算~
- 経済理論におけるシミュレーション分析
- Mathematicaでルービックキューブ®の4次元版を作る
特に最初のウルフラムリサーチの方のご紹介からですが、有用な技術をいろいろ仕入れました。
Data Drop
新しくできたData Dropという仕組みで、開発者や一般ユーザーからデータを集めて、オンラインの専用データベース(Wolframサーバー)にデータをためて、ビッグデータ解析とかに活用できます。
コンファレンスでは参加者から「来春の開花予測日」と「為替レートの予想」をMathematicaでデプロイしたフォームで集め、相関性を求める、というストーリーをデモしてくれました。
FindFormula
Mathematica 10.3の新関数FindFormulaで様々なタイプな関数に近似ができます。
返ってくる関数がとんちんかんなこともあるみたいですが、「Sinを含む関数で近似」みたいな指定ができるのがすごいです。
機械学習
値を予測する
Predictで未知のデータに対する出力を予測できます。
trainingset = {1 -> 1.3, 2 -> 2.4, 3 -> 6.4, 4 -> 10.1};
p = Predict[trainingset]
p[1.5]
Image Identification Project
画像を解析するプロジェクト。
The Wolfram Language Image Identification Project
NotablePerson
Classify["NotablePerson", (顔画像)]
で似てる有名人を返してくれるそうです。(未体験)
@wolframtap
@woflramtapというTwitterアカウントに投げると描画して返してくれるという面白いサービス。
@butchi_y (More info: https://t.co/HBUuaZOB3w) #wolframlang pic.twitter.com/7jQqPYX8Hs
— Tweet-a-Program (@wolframtap) 2015, 12月 12
昨日の星形もこの通り。(140文字制限のためショートバージョン)