2
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

Vue.jsでSPAサイトを作成するチュートリアル【8. ビルド編】

Last updated at Posted at 2018-02-14

Vue.jsを使い始めていろいろできることが多くなってきたので、整理する意味も兼ねてチュートリアルにまとめます。
今回はコーポレートサイトを想定して作成していきます。
※記事が長くなったのでチュートリアルを分割しました。

目次

前提

  • タスクはnpm scriptsで一限管理
  • コマンドはyarnを使用
  • vue-cliwebpack-simpleを使用

バージョン

  • "vue": "^2.5.11"
  • "webpack": "^3.6.0"

npm scriptsの確認

このチュートリアルの流れでnpm scriptsに開発用コマンドを書いて使ってきました。
現状は大体以下のようになっているかと思います。

package.json
{
  // 省略
  "scripts": {
    "eslint": "eslint src --fix",
    "watch:server": "browser-sync start --config bs-config.js",
    "watch:file": "cpx \"./src/**/{*.html,*.jpg,*.png,*.gif,*.svg,*.eot,*.ttf,*.woff,package.json}\" ./dist",
    "watch:css": "node-sass src/css/style.scss dist/css/style.css -w --source-map true",
    "watch:js": "webpack -w",
    "start": "run-p watch:*",
    "dev": "cross-env NODE_ENV=development webpack-dev-server --open --hot",
    "build": "cross-env NODE_ENV=production webpack --progress --hide-modules"
  },
  // 省略

メインの開発はyarn startで/srcを監視し変更ファイルを/distへコンパイル等をおこなっています。
必要に応じてCSSプロパティの並べ替えやESLintをコマンドで実行していました。
/distを製品版として扱っても良いのですが、不要ファイルが残っていたり製品版として含まなくても良いもの(mapファイル等)が吐き出されている場合があり、不要なものはなるべく含めないほうが良いかと思います。
そこで今回は/dist内をきれいにして必要なものだけ吐き出すコマンドを用意します。

ディレクトリを削除して作成しなおすためにパッケージを追加します。


$ yarn add -D rimraf mkdirp

そして完成したnpm scriptsがこちらです。

package.json
{
  // 省略
  "scripts": {
    "eslint": "eslint src --fix",
    "watch:server": "browser-sync start --config bs-config.js",
    "watch:file": "cpx \"./src/**/{*.html,*.jpg,*.png,*.gif,*.svg,*.eot,*.ttf,*.woff,package.json}\" ./dist",
    "watch:css": "node-sass src/css/style.scss dist/css/style.css -w --source-map true",
    "watch:js": "webpack -w",
    "start": "run-p watch:*",
    "build:clean": "rimraf ./dist",
    "build:create-dir": "mkdirp dist/js",
    "build:file": "cpx \"./src/**/{*.html,*.jpg,*.png,*.gif,*.svg,*.eot,*.ttf,*.woff,package.json}\" ./dist",
    "build:css": "node-sass src/css/style.scss dist/css/style.css",
    "build:js": "webpack",
    "build": "run-s build:clean build:create-dir build:file build:css eslint build:js"
  },
  // 省略
}

devを削除してbuildを一新しています。
watchはrun-pで平行処理をおこなっていましたが、buildでは順番が必要なものがあるのでrun-sで直列処理をおこないます。
watchで監視していたものを監視しないコマンドでbuildに複製しているものと新しく追加したコマンドがあります。新しいものを説明します。
build:cleanは、rimrafで/distを削除します。
build:create-dirは、mkdirpで/distを作成します。(コンパイル前に存在しないとうまく動作しないため
あとは、順番を考慮してrun-sコマンドの後に順番に並べていきます。
以下のコマンドを実行して/distがきれいになったら成功です。

$ yarn build

まとめ

npm scriptsは慣れてしまえば難しいものではありません。
便利なパッケージがいろいろあるので、パッケージの使い方がわかれば駆使して高度なこともできるかと思います。
開発に必要な環境構築をできるようにnpm scriptsを自由に操作できるようにしていきましょう。

2
3
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
2
3

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?