前回の記事ではいいとこ、わるいとこを列挙させていただきました。
本記事では、なぜ?どこが?といったところをエンジニア目線で掘り下げたいと思います。
自分が身につけたいスキルを習得し実務に生かせる
自社サービスや受託会社では配属される案件は過去の経歴や現在のスキルを踏まえた上で、
会社にとっての最大のメリットを考え業務命令で配属されることが多いかと思います。
会社・業績に貢献するといった意味ではすごくいいことだと思いますが、
エンジニアとして先のキャリアを考えたときにこれが正解だとは限りません。
開発言語、フレームワークのトレンドの移り変わりは激しく5年もたてば過去のもの、
エンジニアからしてもできるだけトレンドについていって最前線で開発を続けていきたいという考えは当たり前のことだと思っています。
かといってこれが正解とも限りません。
そこでSESの案件選択というのは1つの手段だと考えています。
今ある手持ちの武器で戦い続けたい人もいれば、常に新しい武器で戦っていきたい人もいて千差万別。
その人それぞれに合った案件で仕事を続けていく、自身のメリットだけを考えれば間違った選択ではないと思います。
そこでスキルと経験をしっかりつけて希望の企業からのスカウトを待ち、最終的に自分の理想のキャリアに就くこれが出来れば最高のエンジニアライフだと思います。
これが実現できるかできないかは自身の日々の努力、SESではこれ次第で色々な道が切り開けると考えています。
経歴とタイミング次第では自分が理想とする案件に参画できる
前述のとおりSESでは案件選択や案件自由選択を謳っている企業が多数あります。
こういったSES会社であれば待機になるリスクを覚悟すれば自身の理想の案件に参画も可能です。
ただし、これには経験とスキル、実績は十二分に積んでおく必要があり、
さらにはエンジニアさんが待機するとなる給与などの減額、経歴に穴が開いたりとリスクもあるためしっかりと準備は必要です。
自分の都合で案件を抜けることもできる
言い方次第ですが、参画した案件が自身にあった案件出なければ契約の継ぎ目で離任も可能です。
ただし、リスクとして会社の評価、自身の経歴に短期の経歴がつく、などのリスクもありますが、
基本的には一度案件参画したら抜けれないといったことはないので、担当さんと話し合って次の案件を探してもらうことは可能です。
リモート案件もまだまだ多い
コロナ渦が落ち着き現場出社の現場が増える中、特に開発エンジニアの現場はフルリモートやハイブリッドでの業務他業種に比べると多く残っています。
というのも、コロナ渦にオフィス規模を縮小したり、デスクを片付けたり、拠点を地方に移したといった企業様がいらっしゃるのでおのずとリモートでの業務は一定数残り続けると思います。
プロフェッショナルを目指すならいい環境
SESは短期でキャリアアップを望むなら正直不向きです。
なぜなら案件の面談ないし書類選考時点で経歴が無ければ土台にすら登れないことも多いからです。
やはりSESを利用する側としたら即戦力を望むからです。
とはいえ、開発エンジニア、テストエンジニアなど特定の分野のプロフェッショナルを目指すには適した環境です。
一定以上のスキル、経歴をお持ちの方であれば勝手に案件が舞い込んでくるので買い手有利で仕事ができるようになります。
現場では意外と自分の意見が通りやすい
現場で元受けプロパの若手エンジニアさんが先輩からあれやこれや叱責されたり、毎日残業残業の日々だったりといった光景を目撃された方は少なくないと思っています。
SESとして現場さんに入られているエンジニアさんは指示系統の都合などの兼ね合いで比較的精神的には落ち着いて業務にとりかかれます。
また、プロパさんは配置転換などで人の移り変わりがありますが、SESエンジニアさんはプロジェクト単位での参画であるためそういうことは少なく意外と意見や提案は重宝されるし通りやすい環境であると思います。
転職が簡単
究極を言えば案件、会社の待遇が気に入らなければフットワーク軽く転職可能なのがSES業界です。
都内だけでも1万社以上、未経験でなければすぐに転職先は見つけられます。
ただし、転職は諸刃の剣。
転職数が多いとそのうちだれも取り扱ってもらえなくなります。
転職というカードのご利用は計画的に。
今回は前記事「SESのいいとこ、わるいとこ」で列挙したいいとこを掘り下げてみました。
皆さんのエンジニアライフのご参考になればと思います。
ここまでのご拝読ありがとうございました。
次回は「SESのいいとこ、わるいとこ(わるいとこ編)]になります。
2024/5/15「SESのいいとこ、わるいとこ(わるいとこ編)」を公開しました。
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