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ゼロからはじめる:Arduinoを補完の効くVSCodeでプログラムを書けるようになるまで

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ゼロからはじめる:Arduinoを補完の効くVSCodeでプログラムを書けるようになるまで

Arduino Uno Rev3

ARDUINO UNO (公式サイトより)

ARDUINOは電子工作の定番のマイコンの1つで、公式からもArduino IDEと呼ばれる開発環境が提供されています。

image-20200816140934010.png

Arduino IDE (公式サイトより)

しかしこのIDEはコードの補完なく、普段VSCodeで補完機能に依存している身としてはとても困りました。

そこで今回の記事ではArduinoのコードをVSCodeを使って補完をバンバン効かせながら、快適に開発できるようになるまでの手順を紹介します。

2020-08-16 14-21-18_Trim-arduino-vscode.gif

VSCodeの補完が効くので初心者でも簡単にコードが書きやすい!

用意するもの

ARDUINO UNO (公式サイト)とパソコンだけです。

手順

ダウンロードするもの

image-20200816142816095.png

コードを書くためというよりは、ちゃんと接続できているかの確認やコンパイルに使います。VSCodeでコードを書く場合でもインストールされている必要があります。

ダウンロードが終わったら

  • VSCode, Arduino IDEを起動します。

image-20200816143343766.png

Arduino IDE起動後の画面

image-20200816143422314.png

VSCode起動後の画面

  • ArduinoボードをUSBケーブルでパソコンとつなげます

arduino_usb_connection.jpg

公式のArudionoUNOはUSBtypeAケーブルでした。

  • 接続できているかArduino IDEで確認しましょう。

Arduino IDE > Tools > Port にArduino Unoと表示されていればOKです。

image-20200816144054990.png

  • VSCode EXTENSION (拡張機能) からPlatformIO IDEをインストールします。

image-20200816144444071.png

PlatformIO IDE

インストールは上のリンクをブラウザで開いて緑のインストールのボタンを押してもできますし、VSCodeのエディタから直接インストールすることもできます。

2020-08-16 14-46-36_Trim-vscode-extension-platform.gif

VSCodeからEXTENSIONを検索しPlatform IO IDEをインストールすることもできます

インストールが完了したらVSCodeを再起動します。するとPIO Homeウインドウが自動的に起動すると思います。PIO HomeはVSCodeエディタ左下の🏠アイコンをクリックしても開くことができます。

image-20200816145613444.png

PIO Home

この画面からプロジェクトを作ったり、ライブラリをダウンロードしたりできます。これについては後に別の記事を書きたいと思っています。

今回はとりあえずテストプロジェクトを作成して、Arduino本体の基盤についているLEDを光らせることができるか試します。

  • PIO HOme > Quick Access > New Project より新規プロジェクトを作成

image-20200816150001385.png

右下のFinishボタンを押すとプロジェクトが作成されます。

  • 作成されたプロジェクトの src > main.cpp ファイルを編集し、基盤のLEDを光らせる

プロジェクトが作成されるとあたらしいVSCodeのウインドウが開きます。include, lib srcなどのファイルが作成されていると思いますが、基本的にはsrcフォルダ内にあるmain.cppファイルにコードを書いていきます。

image-20200816150402041.png

今回はArduino基盤本体のLEDを光らせて、ちゃんとVSCodeでArduinoを制御するプログラムが書けているか確認します。

main.cpp ファイルを以下のように編集しましょう。

#include <Arduino.h>

void setup()
{
  // put your setup code here, to run once:
  pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT); // 基盤のLEDを使用することを宣言
}

void loop()
{
  // put your main code here, to run repeatedly:
  digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH); // 基盤LEDの電圧をあげる(LEDが光る)
  delay(500);                      // 500ms光らせた状態を維持
  digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW);  // LED電圧を下げる(LEDが消える)
  delay(500);                      // 消えた状態を維持
}

コードがかけたらVSCodeウインドウの左下にある☑アイコンをクリックしてでBuild, そのとなりの→アイコンで基盤にアップロードします。

image-20200816151454505.png

アイコンの場所

ちなみにこのアイコンたちはArduino IDEのVerfy, Uploadアイコンと対応しています。

image-20200816152524329.png

Buildアイコンを押し、コードに問題がなければBuild SUCCESSと表示されると思います。

image-20200816151623102.png

SUCCESSと表示されればコードは正しくコンパイルできたということです。

Uploadアイコンを押すとArudiono基板にコードがアップロードされます。

image-20200816151749002.png

こちらもSUCCESSと表示されればOKです。

正しくアップロードができていれば、Arduinoの基盤のLEDが0.5秒間隔で点滅しているはずです。

arduino_usb_connection.jpg

基盤の13番ピンの近くにあるLEDが点滅していれば成功です

まとめ

ArduinoのプログラムをVSCode上で補完を効かせながら書く環境を作りました。

コードを書く以外にもVSCode上からライブラリをダウンロードしたり、使用基盤の設定なども可能なので時間があればそれらについても今後記事にしていく予定です。

Arduinoは今まで電子工作したことがない方でも学習コストが低く、教材も豊富なので是非挑戦してみて下さい。

image-20200816153256643.png

PROJECT HUB にはさまざまなArduinoを用いたプロジェクトが公開されています。

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