今回は、Ambariのダッシュボードを見ていきます。
ダッシュボードはAmbariにログインした後に最初に表示されるベージです。
または、Web画面の上部にある「Dashboard」をクリックすると表示されます。
メトリクス
ダッシュボードを開くと、以下のようにクラスタ全体のメトリクスを見ることができます。
これを見ることでクラスタ全体がどういう状況かを確認することができます。
Ambari 2.2.2時点では以下のメトリクスがあるようです。
- Cluster Load
- Memory Usage
- Network Usage
- CPU Usage
- HDFS Disk Usage
- NameNode Heap
- NameNode RPC
- NameNode CPU WIO
- NameNode Uptime
- DataNodes Live
- HBase Master Heap
- HBase Ave Load
- HBase Master Uptime
- Region In Transition
- YARN Memory
- ResourceManager Heap
- ResourceManager Uptime
- Flume Live
- Supervisors Live
サーバリソース系やHDFS、HBase、YARNなどの全体的なメトリクスが含まれてます。
また、各コンポーネントのWeb UIへのクイックリンク的なものも出すことができるようです。
これらのMetricsは、上の方にある「Metric Actions」から追加したり、各Metrics上にマウスオーバすると左上に削除ボタンが出てくるのでそこから削除することが可能となっています。
また、以下のように各Metrics上にマウスオーバするとそのMetricsの詳細が出てきます。
この例だと「HDFS Disk Usage」の詳細である「DFS used」や「non DFS used」などの情報が表示されています。
また、上のスクリーンショットで右上にカスタマイズアイコンがあることがわかります。
これをクリックすると以下のようなポップアップが出てきます。
ここでは、Metricsの色が変わるしきい値の設定をすることができます。この例だと、HDFSの使用量が85%を超えたら黄色く表示され、95%を超えると赤く表示される設定になっています。ダッシュボードでクラスタ状況を確認する際に色が変わっていると一目で何か起こっていることがわかりますね。
ヒートマップ
次に、「HeatMaps」タグをクリックすると各Metricsをヒープマップで見ることができます。
以下は、HDFSのノードごとの容量の使用率のヒートマップです。
今回はHDP SandboxのVMを使っているので、ノードが1つしかなく全然面白くないのですが、ノードの台数が増えていくとヒープマップを見ることで全体的な偏りだったり負荷状況だったりを確認することができます。
Ambari 2.2.2時点では、以下のようにHostのサーバリソース系やHDFS、YARN、HBaseのメトリクスのヒートマップを見ることができます。
- Host
- Disk Space Used
- Memory Used
- CPU Wait I/O
- HDFS
- Bytes Read
- Bytes Written
- Garbage Collection Time
- JVM Heap MemoryUsed
- YARN
- Garbage Collection Time
- JVM Heap Memory Used
- Memory used
- HBase
- RegionServer read request count
- RegionServer write request count
- RegionServer compaction queue size
- RegionServer regions
- RegionServer memstore sizes
まとめ
今回はAmbariのダッシュボードを見てみました。ダッシュボードを見ると、様々なメトリクスやヒートマップを見ることができてクラスタの状況を確認することができます。