AIで作ったアプリは、公開しただけで完成ではありません。実際に触った人がどこで迷ったかを知ると、次の改善点が見えてきます。ただし、いきなり大勢へ広めると意見が多すぎて、何から直すか分からなくなります。初心者には、少人数に試してもらい、1回に1つだけ直す進め方がおすすめです。
最初は3人程度にお願いする
最初から「自由に使ってください」と伝えると、感想がばらばらになります。次のように、試してほしい操作を1つだけお願いします。
このURLを開いて、メモを1件追加してください。
操作に迷った場所と、分かりにくかった言葉だけ教えてください。
個人情報や本物のパスワードは入力しないでください。
3人程度なら、全員の操作を聞き比べられます。1人だけの意見を全体の問題と決めつけず、複数人が同じ場所で迷ったかを見ます。
感想を3種類に分ける
受け取った意見は、次の3つに分けると整理しやすくなります。
- 使えた:目的の操作が完了した
- 迷った:ボタンや説明の意味が分からなかった
- 動かなかった:エラーや画面の崩れが起きた
「色を変えてほしい」は好みかもしれませんが、「追加ボタンが見つからない」は多くの人に関係する可能性があります。まずは迷いや動作不良を優先します。
AIに改善を頼むときの伝え方
集めた感想をそのまま貼るのではなく、事実と推測を分けます。
3人に試してもらった結果です。
事実:2人が「追加ボタンが分からない」と言いました。
事実:1人は追加できました。
推測:ボタンの文字が分かりにくい可能性があります。
変更はボタンの表示文だけに限定し、他の機能は変更しないでください。
変更前後と確認方法を説明してください。
AIに原因を決めつけさせず、まず観察できた事実を渡すのがポイントです。
GitHubとデプロイナウで小さく更新する
変更対象を確認したら、GitHubへ保存します。コミット名は 追加ボタンの文言を改善 のようにします。ロリポップ!デプロイナウとGitHubを連携している場合は、push後にデプロイ結果を確認し、同じ公開URLを開きます。
変更していない機能も動くかを確認してください。1日1デプロイプロジェクトのルールでは、新しいプロジェクトを作らず、同じアプリに1つの改善を反映します。
個人情報を集めない
試してもらうとき、名前、住所、電話番号、本物のパスワードなどを入力しないよう伝えます。感想を保存する場合も、誰の発言か分からない形にします。ログやスクリーンショットに個人情報が残っていないかも確認します。
まとめ
AIアプリの改善は、大勢に公開して一気に直すより、少人数へ1つの操作をお願いし、迷った場所を記録し、1回に1つだけ変更するほうが進めやすくなります。AI、GitHub、ロリポップ!デプロイナウを役割ごとに使い分ければ、初心者でも「作る・試す・直す」を繰り返せます。