AIを使うと、地域のイベント、新しいお店、行政のお知らせなど、多くの情報を集められます。しかし、集まった情報をすべて記事にすればよいわけではありません。内容が重複していたり、読者にとって重要でなかったり、公開前に事実確認が必要だったりするからです。
この記事では、AIで情報を集めたあとに「何を採用し、何を保留するか」を初心者でも判断しやすくする手順を紹介します。
情報が増えたら、まず3つに分ける
受信箱に新しい情報が増えたら、最初に次の3つへ分類します。
- すぐ確認する:開催日や販売開始日が近い重要情報
- あとで確認する:内容は有用だが、急いでいない情報
- 採用しない:読者に役立つ内容が少ない定型連絡
この段階では、AIに記事を書かせません。まずは一覧を整理します。情報が多いときに、いきなり文章化すると、似た内容を何度も書いたり、重要な情報を見落としたりします。
読者にとっての価値で優先順位を付ける
次に、各情報を読者の立場で見ます。初心者でも使いやすい判断軸は、次の5つです。
- 今日や今週に行動できるか
- お得になる、楽しめる、困りごとを解決できるか
- 地域の施設や交通など、街の変化に関係するか
- 公式発表など、元の情報を確認できるか
- すでに同じ内容を記事にしていないか
例えば、イベントの開催案内や新店のオープン情報は、読者が予定を立てる材料になります。一方で、一般の人が内容を判断しにくい事務連絡は、単独の記事にする必要がないかもしれません。
AIには「選定」を頼み、最終判断は自分で行う
AIには、記事本文を書く前に候補を整理してもらいます。
次の情報を、地域の読者にとっての価値で整理してください。
各項目を「採用候補」「保留」「除外」に分け、理由を1行で書いてください。
事実として確認できる内容と、推測を分けてください。
不明な点は補わず、「要確認」と書いてください。
AIの判定は、そのまま採用しません。公開前に、元のページで日付、場所、料金、申込方法を確認します。AIは整理の補助役であり、公式情報の代わりではありません。
1つの情報を記事と短い動画へ分ける
採用を決めた情報は、最初から大きなまとめ記事にする必要はありません。
- 記事:誰が、いつ、どこで、何をできるかを詳しく説明する
- 短い動画:最初の数秒で興味を持ってもらい、記事へ案内する
同じ情報でも、役割を分けると作業が整理できます。動画にすべての説明を詰め込まず、詳しい条件は記事で確認できるようにします。
ただし、記事を書く前に動画を作り始めると、元情報の確認が不十分になることがあります。まず事実を整理し、記事の骨子を作ってから、短い紹介素材を追加します。
情報源を増やすときの注意点
情報源を増やすと、見つかる候補は増えます。しかし、情報源の数が多いだけでは、よい記事にはなりません。次の項目を記録しておくと、後から見直せます。
情報源名:○○市のお知らせ
確認日:2026-10-02
更新頻度:毎日 / 週1回 / 不定期
採用しやすい内容:イベント、制度、新しい施設など
注意点:定型の事務連絡が多い
情報源ごとの特徴が分かれば、AIへ「この情報源はイベントを優先して」と具体的に指示できます。後から情報源を追加したときも、同じ基準で比較できます。
公開前の5分チェック
記事を公開する前に、次の項目だけ確認します。
- 情報の発表元が分かるか
- 日付や曜日が合っているか
- 場所、料金、申込方法を取り違えていないか
- AIが補った推測を事実として書いていないか
- 読者が次に何をすればよいか分かるか
分からない項目が残った場合は、無理に埋めません。「詳細は公式ページで確認してください」と案内し、確認できた情報だけで公開します。
毎日の運用にするなら記録を残す
情報を集める仕組みは、一度作って終わりではありません。公開後に「採用したか」「読者に役立ったか」「重複がなかったか」を短く記録します。
採用:秋のマルシェ開催情報
理由:今週末に行動でき、日時と会場が明確
保留:制度変更のお知らせ
理由:対象者と開始日を追加確認する必要がある
次回改善:公式ページの更新日も一覧に表示する
この記録をAIに渡すと、次回から同じ判断をしやすくなります。情報収集、選定、確認、公開、振り返りを1つの流れとして育てていくイメージです。
まとめ
AIで情報を集めるときに大切なのは、集めた件数を増やすことだけではありません。まず「すぐ確認」「あとで確認」「採用しない」に分け、読者の行動につながる情報を優先します。
AIには候補の整理を頼み、日付や料金などの事実は元の情報で確認します。そのうえで、記事と短い動画の役割を分け、公開後の判断も記録します。情報が増えても基準を持って選べば、初心者でも無理なく毎日の発信を続けられます。