AIでアプリを作り、GitHubに保存し、ロリポップ!デプロイナウで公開できても、すぐにURLを人へ送る必要はありません。作った本人の画面では動いていても、スマートフォンや別のブラウザでは見え方が違うことがあります。今回は、専門知識がなくてもできる「公開前の最終チェック」をまとめます。
まず自分のURLを普通に開く
公開URLを、開発中の画面ではなく通常のブラウザで開きます。ログイン状態や古いキャッシュに頼らず、初めて見る人のつもりで確認します。ページが開いたら、次の3点を見ます。
- タイトルと説明が何のアプリか伝えている
- ボタンや入力欄が画面内に収まっている
- エラー文やテスト用の文字が残っていない
「表示された」だけでは完成ではありません。初めて見た人が次に何をすればよいか分かるかを確認します。
スマートフォンで試す
多くの人はスマートフォンでURLを開きます。実機がなくても、ブラウザの幅を狭くして確認できます。文字が小さすぎないか、横にスクロールしないとボタンを押せない状態になっていないかを見ます。
特に次を試してください。
- 入力欄をタップする
- キーボードが出てもボタンが隠れないか見る
- 長い文章を入力して画面が崩れないか試す
- 戻る操作をしても入力内容が意図せず消えないか確認する
初めての人の操作を再現する
作った本人は使い方を知っているため、無意識に正しい操作をしています。そこで、説明を見ずに次の順番で触ります。
- 画面を開く
- 何を入力するか考える
- ボタンを押す
- 結果を確認する
- 間違った入力を試す
何も入力せずに送信する、存在しない文字を入れる、同じボタンを連続して押す、といった操作も行います。画面が止まったら、利用者に原因を考えさせず、「入力してください」のように次の行動を伝える表示が必要です。
AIに確認を頼むときの聞き方
AIには「問題ないか見て」だけでなく、条件を分けて依頼します。
このアプリを初心者が初めて使う前提で確認してください。
1. 最初に何をすればよいか分かるか
2. スマートフォン幅で崩れないか
3. 空欄や長い入力で困らないか
4. 公開してはいけない情報が画面やコードにないか
問題ごとに、場所・理由・直し方を分けてください。
AIの指摘は参考情報です。実際に画面を操作し、直したあとにもう一度確認します。
公開してよい情報か確認する
GitHubの公開リポジトリや公開URLには、個人情報、パスワード、APIキー、非公開の顧客情報を入れません。AIが作ったサンプルに仮のキーが含まれていても、本物のキーへ置き換えて公開しないでください。必要な値は環境変数など、サービスの安全な設定場所で管理します。
「見せる」と「完成した」は違う
公開URLを友人に見せることは、完成宣言とは限りません。「試作版」「確認中」と伝えれば、改善途中であることを共有できます。反対に、料金、個人情報、ログイン、決済などを扱うアプリは、動いただけで本番利用と判断しません。安全性や利用ルールを別に確認します。
まとめ
公開前は、URLを普通に開く、スマートフォン幅で見る、初めての人の操作を再現する、AIに条件付きで確認を頼む、秘密情報がないか見る、という順番でチェックします。1日1デプロイプロジェクトでは、公開先を増やさず、同じアプリを小さく直して確認するのがおすすめです。公開はゴールではなく、人に見せて改善を始めるスタート地点です。