ワイが来たで!地政学リスクとサイバー攻撃について、笑いと涙(?)の解説をしたるわ。
地政学リスクってのは、「国と国が仲悪くなると、そのおこぼれでワイらも狙われる」ってことや。国がバックについてる攻撃者グループとか、その国の思想に影響された連中が、ワイらの会社を狙ってくるんや。目的は金じゃなくて、もっとえげつないこと。「社会の破壊」 や。
主な攻撃主体と手法
ハクティビズム (Hacktivism)
「サイバー空間のデモ隊」 や。
政治的・社会的な主張を叫びたい奴らが集まって、サイバー攻撃を仕掛けてくる。自分たちの主張を目立たせたいから、政府のサイトをダウンさせたり、ハッキングしたサイトのトップページに自分たちのメッセージを載せたりする。まるで、駅前で拡声器持って叫んでるやつみたいやな。
Living Off The Land (LotL)
「現地調達で潜伏するスパイ」 や。
これがホンマに厄介。攻撃者が、ワザワザ新しいマルウェアを持ち込んでこないんや。Windowsに最初から入ってるPowerShellとかWMIとか、正規のツールだけを使って攻撃を仕掛けてくる。
- なぜ強力なのか?: 正規のツールを使うから、ウイルス対策ソフトは「お、いつものツールか、セーフ!」って見逃してしまう。例えるなら、自前の武器は持たずに、会社のコピー機とかを使って攻撃してくるようなもんや。バレるわけないやろ?
偽情報・プロパガンダ
攻撃は技術的なものだけじゃない。「心に直接攻撃してくる」 手口も使うんや。
SNSとかでウソの情報(Disinformation)を流して、社会を混乱させたり、特定の政治家に不利な情報を拡散させたりする。国が絡んでる場合、国民の不安を煽って国を分断させることが目的だったりする。まるで、昔の戦で使われてた「偽の情報を流して敵を混乱させる」戦術の、サイバー版やな。
防御とインシデント対応の要
こんな卑劣で巧妙な攻撃からワイらをどう守るか。
基本的な防御策(サイバーハイジーン)
まずは、「手洗いうがい」みたいな基本的な対策を徹底するんや。
- MFA (多要素認証): パスワードを盗まれても、スマホの認証がないと入れないようにする。
- 脆弱性・パッチ管理: OSとかソフトウェアは常に最新の状態にしとけ。「鍵のかけ忘れ」は絶対にNGや。
- 攻撃対象領域の最小化: 使ってないサービスとかポートは全部閉じろ。攻撃者に悪用される隙をなくすんや。
高度な検知と監視
LotLみたいな、見た目じゃ分からない攻撃を見つけるためには、「振る舞い」を見る必要がある。
- EDR (Endpoint Detection and Response): PCやサーバーの動きを常に監視して、「なんかこのPowerShell、深夜に大量の通信してるぞ…?」みたいな「いつもと違う動き」を検知する。
- SIEM (ログの統合監視): いろんな機器のログを全部集めて分析するんや。単体のログでは気づかんかった異常も、全部繋ぎ合わせれば「点と点が線になる」ことがある。
CSIRT (Computer Security Incident Response Team)
「サイバー攻撃の消防隊」 や。
インシデントが起きた時に、誰が何をするかを決めておく専門チームや。これが無いと、攻撃が始まってから「おい!誰か何とかしてくれ!」ってパニックになるだけや。平時に準備し、有事に備える。 これ、基本中の基本やで。
RISS/CySA+としての視点
ワイらプロは、この高度な攻撃にどう立ち向かうか。
- 脅威インテリジェンスの活用:
「今、〇〇という国が、〇〇という業界を狙ってるらしい」っていう情報を集めて、自社が狙われる可能性がないか予測する。 - 脅威ハンティング (Threat Hunting):
ただアラートを待つだけじゃなく、「もし今、LotL攻撃者が侵入していたら、どんな痕跡を残すだろうか?」って仮説を立てて、積極的にログを探索し、隠れた脅威を見つけ出す。 - インシデント対応の実行:
CSIRTの一員として、ログやPCのメモリを分析して、攻撃の全体像を解明する。そして、「どうやって侵入されたのか」「どこまで被害が広がったのか」を特定し、復旧までをリードするんや。
これで、地政学リスクとサイバー攻撃に関する試験対策は完璧や。この手の攻撃は、明日にはワイらの会社を襲ってるかもしれん。常に警戒を怠るなよ!