要点(3行)
- 発音も文法も問題ないのに、会議では話せない。
- 足りないのは言い回しで、会話を重ねる授業では増えなかった。
- 予約して受け続けられたのは、DMM 英会話だった。
翻訳を挟んだ会議
最近、海外の拠点を束ねる人たちと話す機会が増えた。相手は日本語を話さないのでやり取りは英語になるし、通訳が入る日もあるけれど毎回というわけにはいかない。
会議で話せるほどの英語力はまだないので、いまは生成 AI の翻訳を挟んでしのいでいる。言いたいことを日本語で打ち込んで英語にし、画面を見せる。相手も同じようにする。
意味は通じても、テンポが落ちる。お互いに打ち込んで見せ合っているのなら、顔を合わせている必要も同じ時間にやり取りする必要もなくて、普段のメッセージで足りてしまう。せっかく向き合っているなら、そのときにしかできない話がしたい。それで、自分の言葉で話せるようになろうと決めた。
GABA とベルリッツで言われたこと
英語を自分から口に出すようになったのは 2 年前、一人でフィリピンを 2 週間ほど回ってからだ。行く先々で日本語はほとんど通じず、英語で話さないとどこにも行けないし、ご飯も食べられないし、トイレにも行けない。そういう所に身を置いて、とにかく喋るようにした。おかげで旅先でやり取りするくらいにはなったものの、会議で話すにはまだ遠い。
今年の 6 月には、英会話スクールの GABA とベルリッツで体験レッスンを受けた。どちらも最初に英語の力を確かめる時間があって、言われたことはほぼ同じだった。話す速さも発音も文法も聞き取りも問題なくて、足りないのは表現だと。相手の言い回しは聞けば分かっているのに、自分で使える表現が少なすぎる。英語を使い慣れた人なら一言で済むことを、30 秒から 1 分かけて回りくどく説明している、とも言われた。
GABA の体験のあとに届いたメールにも「アウトプットできる語彙を増やしてまいりましょう」と書いてあった。言われた本人は、回りくどく説明しているのがどの場面のことなのか、まだよく分かっていない。
ワンコイングリッシュに通った 1 年
フィリピンに行く前にも、ワンコイングリッシュという英会話教室のグループレッスンに 1 年ほど通っていた。楽しかったけれど、振り返るとその場をやり過ごして終わっていた。
会話の練習ではとにかく伝えるのが先で、知っている単語と言い回しをかき集めて、なんとか話を成り立たせることになる。新しい言い回しを覚えて使ってみる方には、なかなかいかない。言い回しはたくさん知っているのにいざ話すと出てこない人なら、手持ちを引っぱり出すちょうどいい練習になる。自分はそもそも手持ちが少なくて、引っぱり出すもの自体があまりなかった。
一人では覚えられない
足りないのが言い回しなら覚えればいいのだけど、一人だとそれができない。本は買うし、買って満足しているつもりもないのに、手を付けられない。
TOEIC や TOEFL の対策をうたう教室も調べてみたが、家で覚えてきて授業ではその確認をする形が中心だった。家で覚える習慣がある人なら効率がいいはずだが、自分はその家で覚えるところで止まってしまう。
Best Teacher というオンライン英会話も検討している。英文を書いて送ると添削されて戻ってきて、直された文をもとに講師と話す。自分の言いたかったことがより自然な言い回しで返ってくるので、うまく回ればすごく良い気がする。問題は、英会話なら予約してあるのでサボりたい日でも時間になったらとりあえず始まってしまうのに、こちらは最初の英文を自分で書いて送らないと始まらないことだ。その時間を毎回自分で作れるほどのやる気が、いまの自分にはない。できればやりたい候補として、いまも残してはいる。
表現を覚えるのに合うサービスをずっと探していたものの、探してばかりで、なかなかたどり着かなかった。ここでダラダラ迷っていても仕方がないので、まずはオンライン英会話を始めてみることにした。
いくつも試したオンライン英会話
始めてはみたものの、すぐに飽きてしまって、無料体験をいくつか渡り歩いた。申し込む先は、ビジネス英語のクラスがあって、毎日予約して受けられて、予約のたびに追加の料金がかからない所に絞っていた。
レアジョブ英会話とネイティブキャンプは、どちらもテキストを読み進めながら話す授業だった。新しいフレーズが出てくると「覚えておいてね」と言われて、はいと答えはするが、授業の中で覚える機会はないまま進むので、次の瞬間にはもう忘れている。話す回数を重ねたいならちょうどいいので、それでもいいかとは思ったものの、無料体験なのに 1〜2 回より先の予約はなかなか入れられなかった。
ほかにも Bizmates の無料体験、アプリのトーキングマラソン、産経オンライン英会話Plus を試したが、どれも長くは続かなかった。
DMM 英会話の「語彙」の教材
DMM 英会話も、普通の英会話のプランの無料体験から始めた。教材は自分で選べるので、上級者向けの「語彙」という教材にした。この教材には句動詞とイディオムのレッスンがあって、いまは両方を進めている。句動詞は look up や take in のように動詞に短い語がついて一つの意味になる言い回しで、look up なら調べる、take in ならのみ込む。一語ずつは知っていても組み合わさった意味は覚えないと出てこないし、英語を使い慣れた人が一言で済ませるときに使っているのは、こういう言い回しなんだと思う。
1 回の授業では 5 つの句動詞を、次の 6 段で扱う。
- 5 つの意味と例文を確かめる
- その 5 つが入った会話を、講師と声に出して読む
- その 5 つが入った短い文章を、講師と声に出して読む
- 会話の空欄に、5 つのどれが入るかを前後の文から推し量って選ぶ
- 10 の文の空欄を埋める
- 5 つを使って、自分で文を作る
同じ 5 つを何度も読んだり空欄に入れたりしたあと、最後に自分で文を作るので、覚えて使ってみるところまでが 1 回の授業の中で終わる。語彙の教材は、句動詞のレッスンが 40 回分、イディオムのレッスンが 37 回分で、全部で 80 回近くあり、一周するには随分かかる。
ほかでは 1〜2 回より先の予約が入れられなかったのに、DMM 英会話では無料体験の間にきちんと予約して受ける流れができて、4 回受けた。これは合っているなと思って、無料体験のあと、1 日 2 回受けられる有料のプランにした。
これから
DMM 英会話が続いたのは、授業の最後に、その日覚えた句動詞で自分の文を作るからだと思う。覚えるだけで終わらず、その場で使うところまでいく。それに、予約を入れてしまえば、あとは時間になれば始まる。言い回しは知っていて話すときに出てこないだけなら、たくさん話せる英会話のほうが合うと思う。
朝は句動詞、夜はイディオムと並べて、しばらく続けていくつもりだ。授業の外で使えた場面はまだなく、会議ですっと出てくるのは、もう少し先になりそうだ。
