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Ethereumの各テストネットの特徴まとめ

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はじめに

自作のスマートコントラクトをテストする際に、どのテストネットを使えば良いのか迷ったので調査結果をシェア。

比較表

Ropsten Kovan Rinkeby
承認方法 PoW PoA PoA
利用可能ノード geth, parityの両方 parity geth
コイン入手方法 マイニング, faucet faucet faucet
ブロック生成間隔 30秒 4秒 15秒
必要なデータ容量 15GB(*1) 13GB(*1) 6GB(*1)

(*1) 2018年4月時点

個人的な所感

個人的な所感として、使いやすいのはRopstenだが、データ容量を多く取るのがネック。データ容量を節約したいならRikebyを使った方が良さそう。ただし、本番環境と認証方法が違うのでここを意識しないといけない。また、ropstenは日本時間の夕方〜夜になるとレスポンスが大幅に遅くなる(欧米時間で朝を迎え、欧米ユーザーが起きる --> トランザクションをバンバン発行するようになる --> ブロックサイズが大きくなるから、と予想)ので、注意が必要。

詳細

Ropsten

Screen Shot 2018-11-01 at 12.46.59.png

歴史

2016年11月からスタート。2017年2月にDOS攻撃を受けた後に回復するが、その結果同期スピードが遅くなってしまったという経緯がある。名前の由来はスウェーデンの首都にある地下鉄の駅名。

利用可能ノード

[geth](https://qiita.com/oggata/items/eea4d5e37f38785f6079)と[parity](https://qiita.com/Ragamuffine/items/12156789c3c377e2dd89)の両方で利用可能。なお、gethとparityどちらを利用した方が良いのか迷っている方は以下の記事を参照。参照:「[go-ethereum vs parity](https://qiita.com/Akira-Taniguchi/items/23d47330aa5aa3058aa0)」

テストコインをゲットする方法

ropstenのコインは以下の2種類の方法で入手できます。

エクスプローラー

https://ropsten.etherscan.io/

特徴

- 本番ethereと全く同様の環境が実現されているので、本番ethereumで動作するスマートコントラクトやDappsのテストをしたい時に活用できる。ただし、欧米の昼時間になるとブロックサイズが大きくなりすぎて同期に失敗する可能性が高まる(僕だけ?) - 常に攻撃を受けている。その為、ネットワークが不安定なことが多い

Kovan

Screen Shot 2018-11-01 at 12.46.44.png

歴史

2017年3月からスタート。parityチームが運営。parityでのみ利用可能。名前の由来はシンガポールにある地下鉄の駅名。

利用可能ノード

parityのみで利用可能

テストコインをゲットする方法

faucet - [ゲット方法(英語サイト)](https://github.com/kovan-testnet/faucet)

エクスプローラー

https://kovan.etherscan.io/

特徴

- (運営側のノードが承認するトランザクションを決めているので)ハッキングに対する耐性が(Ropstenより)高い

Rinkeby

Screen Shot 2018-11-01 at 12.46.20.png

歴史

2017年4月からスタート。gethでのみ利用可能。

利用可能ノード

gethのみで利用可能

テストコインをゲットする方法

- faucet [ゲット方法](https://faucet.rinkeby.io/) - ※twitterで自分のアドレスをつぶやき、そのつぶやきのurlをサイトに貼るとETHがもらえる

エクスプローラー

https://rinkeby.etherscan.io/
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