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GitLab 9.0 の変更点まとめ

Last updated at Posted at 2017-04-07

2017年3月22日にGitLab 9.0がリリースされました。18ヶ月ぶりのメジャーバージョンアップだそうです。
GitLabは、アプリケーションライフサイクル管理(ALM)ツールです。
アプリケーションの設計、コーディング、ビルド、デプロイ、モニタリングをGitLab内で直接行うことができます。

GitLabにはオープンソースのCommunity Editionと、有償のEnterprise Editionがありますが、本記事はCommunity Editionを対象にしてします。

インストール記事はこちら
アップグレード記事はこちら

サブグループ

グループ内のグループ、つまり「サブグループ」に対応しました。
最大20階層のサブグループを作成できます。
:notebook_with_decorative_cover: Subgroupsについてさらに詳しく

開発環境のモニタリング

CI/CDパイプラインとソースコードリポジトリを統合した監視システムが導入されました。
Prometheusを活用して、Kubernetesベースの環境で実行されているアプリケーションのCPUとメモリ使用率を追跡できるようになりました。
将来的には、マージのパフォーマンスへの影響を測定し、広範囲のメトリクスをサポートし、デプロイボードに監視データを統合するそうです。
:notebook_with_decorative_cover: Prometheus統合についてさらに詳しく

パフォーマンス向上

authorやassigneeのより効率の良い検索と、不要なクエリの削除によって、IssuesとMerge Requestsのダッシュボードのパフォーマンスが改善されました。

ナビゲーション更新

タブの項目が再配置されました。
プロジェクトビュー設定の設定が簡略化され、メインプロジェクトタブで、(1)ファイルとREADME、(2)アクティビティ、のどちらを表示するか選択できるようになりました。
:notebook_with_decorative_cover: 変更点についてさらに詳しく

カンバンで課題の並び替え

ドラッグ&ドロップで課題の順序を変更できるようになりました。
:notebook_with_decorative_cover: Issue Boardsについてさらに詳しく

API v4

v3は2017年8月までサポートするそうです。
:notebook_with_decorative_cover: v4変更点についてさらに詳しく

Unicode絵文字対応

:notebook_with_decorative_cover: award絵文字についてさらに詳しく

空プロジェクトでブランチ作成

空プロジェクトでブランチ作成した場合、自動的にmasterブランチを作成し、空README.mdをコミットしてから、新しいブランチを作成するようになりました。
:notebook_with_decorative_cover: ブランチ作成についてさらに詳しく

GitLab CI変数名変更

:notebook_with_decorative_cover: CI変数についてさらに詳しく

Merge Requestsウィジェットのユーザビリティ

をどんどん改善していきたいそうです。
最も関連性の高い情報を提示し、コードの状態(レビュー中、デプロイ済など)を一目で確認できるようにしたいそうです。

Gitaly

Gitまわりのパフォーマンス向上のためのオープンソースソリューションを作っているそうで、今後ご期待くださいとのことです。

グループ作成時にMattermostチームを作成する

GitLabはチームチャットツールのMattermostと統合しています。
9.0では、グループを作成するときにMattermostに同じ名前のチームを作成できるようになりました。

グループ検索

グループ一覧画面がグループの検索と並べ替えに対応しました。

Environmentsにページネーション追加

IssuesとMerge Requestsでトークン化フィルタリング

フィルタの属性がトークン化されました。
将来のリリースでGitLabの他の部分にも展開するそうです。

偽装トークン

トークンを取得するプロセスをより簡単で一元的に制御できます。
:notebook_with_decorative_cover: 偽装トークンについてさらに詳しく

GitLab PagesのArtifactsをデプロイ後に自動削除

有効期限を設定することで保持できます。

Diffsのコメントがより簡単に

アクセス許可されたPipelineトリガー

Pipeline Trigger APIができました。Build Trigger APIは廃止され、間もなく削除されます。

CIキーワードcache:keyがデフォルトでdefaultに

cache:keyの値を明示しない場合は、defaultが設定されるようになりました。

手動ジョブでブロッキングができるように

when: manualのジョブにallow_failure: falseを指定すると、実行するまで次以降のステージの実行をブロッキングできるようになりました。

HTTP Strict Transport Securityの詳細制御

Omnibus GitLab configで微調整できるようになりました。
:notebook_with_decorative_cover: HSTSについてさらに詳しく

注目に値するコミュニティの貢献

  • リポジトリのHTTP(S)クローンURLにユーザ名を追加
  • API:カバレッジ値をコミット・ステータス・エンドポイントに渡せるように
  • wikiの一覧表示時にディレクトリ階層を表示
  • 行頭でメンションされたユーザーに作成されるDirectly addressed Todoを追加
  • TodoのUndone機能
  • Todo通知バッジで99以上を表示できるように
  • TodoのフィルタリングオプションにAddedPipelinesを追加
  • 課題一覧の各課題にマージリクエスト数を追加
  • コメントに絵文字だけを投稿できるようにするために/awardスラッシュコマンドを追加。
  • 失敗したビルドの課題を作成するボタンを追加
  • Slack通知にユーザーとビルドのリンクを追加
  • ブランチ名をクリップボードにコピーする機能を追加
  • Pipelines通知メールにブランドヘッダーロゴ

Omnibus GitLabパッケージの改善

廃止

  • GitLab Runner
  • Git-Annex
  • GitLab.comのGitLab PagesサーバのIPアドレス
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