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TiDBAdvent Calendar 2023

Day 6

Data ServiceとGPTsを連携する

Last updated at Posted at 2023-12-25

はじめに

Data Serviceを使って作成したAPIは、OpenAIのChatGPTsと連携させることが可能です。この記事ではData Serviceを利用したGPTsとの連携を作成してみます。
私自身GPTsを使いこなしているわけではないので、ここでは接続してデータ取得できるところまでをメインに解説していきたいと思います。

前提条件

GPTsを利用するため、ChatGPTの有料サブスクリプションが必要です。

(持ってない方は雰囲気を感じて頂ければと思います)

Data Serviceを利用したAPIの作成

TiDB ServerlessのData Serviceについての詳細な入門はこちらをご覧ください。
今回は、GPTsに接続するところがメインなので、データの準備などは出来合いのものを利用します。

準備

まず、空のServerlessクラスタを一つ作成してください。(ここでは名前をsp500としました)
クラスタがAvailableになったら、Data Service画面を開き、右下の?ヘルプメニューを押します。
すると下記のようなData Serviceのチュートリアルメニューが出てきます。ここで、下のSample Data App を選択してください。

スクリーンショット 2023-12-25 17.05.11.png

次のような画面が出てきます。Link Data Sourceから先ほど作成したクラスタを選択して、次に進みます。これだけでクラスタへのデータのインポートと、Data Serviceの作成まで全自動でやってくれます。
スクリーンショット 2023-12-25 17.05.37.png

次のような画面になったら、ダイアログボックスは閉じて構いません。
image.png

Data Service画面に戻ります。左側のメニューを見ると、先ほど作ったData Serviceが確認できます。sp500のデータから年を指定してランキングを取得するAPIと、会社を指定して履歴を取得するAPIなど、複数のAPIが構築されているのが分かります。

右側にあるIntegrate with ChatGPTsGet Configuration ボタンを押します。
image.png

Integrate With GPTsという画面が出てくるので、Create API Keyを押しAPIキーを作成します。APIキーはRead Onlyで構いません。
キーが作成されると、キー情報が自動で埋められます。Copyマークのついている API Specification URLAPI Key Encoded情報をどこかにコピーしておきます。

image.png

以上でTiDB側の準備は完了です。ChatGPT側の設定に移ります。

GPTsの設定

ChatGPTの画面から、Explore > 新規GPT で、GPTsを作成する画面に移ります。
プロンプトは適当でいいと思いますが、私は下記のように依頼しました。

> S&P 500についての質問に回答するbotを作成したいと思います。
... アプリ名を提案
... アイコン画像を提案
> データは指定のAPIから読み取ってください。

色々聞かれますが、ほっといても先に進むようです。
落ち着いたら、上のメニューから Configure を選択してください。下の方にあるCapabilitiesCode Interpreterにチェックを入れ(pythonで可視化するため)、 Actions で新しいアクションを作成します。

image.png

新しいアクションの作成画面では、Authentication を次のように設定します。

image.png

API Key に先ほどコピーした API Key Encodedを入力します

Schema で、Import URL ボタンを押して、先ほどコピーした API Specification URL を入力します。
API情報が読み取られ、利用できるAPIが把握されます。
image.png

これで準備OKです。Configureから戻ります。

テスト

GPTsの右側で、テストができるようになっています。ここでいくつかやりとりを試して見ましょう。

image.png

image.png

image.png

正しく動いていることが確認できます。

まとめ

Data Serviceのサービス定義とAPIKeyを利用して、GPTsから簡単に利用することができます。
ぜひぜひ、試して見てください。

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