自分の環境では、どうしてもWindowsからRaspberry Pi Zero(以下、RPi)にUSB接続(USB Ethernet)できなかったので、Windows上のVirtual Box(以下、VBox)でUbuntuを起動して、これを経由してWindowsからRPiにVNC接続するまでをまとめました。
20211104続報
↓ VBoxのUbuntuでも見えなくなりました。その後、Imagerの際にホスト名を変更したらアクセスできました。ネームとしての識別性が重要なのか。また続報します。
手順
- 上記URLを参考にmicroSD(RPi OS)ドライブ内のconfig.txt、cmdline.txtを編集、sshという空ファイルを作成
- RPiをPCにUSB接続 ← PC環境はWindows+VBox(Ubuntu)
- VBoxでUbuntuを起動
- VBoxのメニュータブから「デバイス → USB → Linux ... Ethernet Gadget」をチェック
- Ubuntuターミナルでifconfigを実行 ← USB Ethernetのinterfaceが加わっている。例えば、
enxb662d8c332e8
- それを用いて、以下のコマンドを順次実行(上記URLを参照)
$ nmcli c add type ethernet con-name raspi-usb ifname enxb662d8c332e8
$ nmcli c modify raspi-usb ipv4.method shared
$ nmcli c up raspi-usb
- これでUSB Ethernetが正常に接続するはず ← Ubuntu側(上記interface)に
10.42.0.1
みたいなIPが振られる- まずは
ssh pi@raspberrypi.local
でログイン(←このように名付けていれば) - ログイン後、RPi側でifconfigでIPを調べる → 例えば、
10.42.0.151
- まずは
- 後は、仮にVBox UbuntuのIP(ホストオンリーネットワーク)が
192.168.56.101
となっているとして、Windowsのcmdから以下のトンネルを掘る-
ssh -L 5900:10.42.0.151:5900 username@192.168.56.101
← VNCを5900ポート運用として - これでWindows
localhost:5900
からVNC経由でRPiに接続できる
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