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【自分用メモ】Ruby on Railsの環境構築(Windows)

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目的

WindowsでRuby on Railsの環境構築を行った際に詰まったところを自分への備忘録として振り返ります。※Ruby6.0.0以前の手法になります。

こちらを参考にさせていただきました。
Ruby on Railsの環境構築をしてみよう!(Windows) - Progate
Devkit を Windows7 にインストールする手順 - Qiita
msys2 と GNU ツールチェーン類 (gcc, g++, gfortran, findutils ...
Windowsで異なるバージョンのRubyを使う方法(uru) - Qiita

Rubyのインストール

Downloads - Ruby Installer
太字になっている「Ruby+Devkit 2.6.6-1 (x64) 」のRubyInstallerをダウンロードし、インストールを進めました。
ただMSYS2をインストールする際に「Installation failed」というエラーが発生。
WS000417.JPG
ちなみに、FWを落としても同じ事象が発生しました。 そのため、個別にインストールしていくことにしました。

まずRubyのインストール

Downloads - Ruby Installerから Ruby 2.6.6-1 (x64)のインストーラをダウンロードし、ダブルクリック
問題なければ「I accept the License」を選択
WS000510.JPG

「Add Ruby exexutables to your PATH」、「Associate .rb and .rbw files with this Ruby installation」、「Use UTF-8 as default external encoding」のチェックはつけたまま、[Install]をクリック
WS000511.JPG
WS000512.JPG

「Run 'ridk install' to setup MSYS2 and development toolchain.」のチェックは外して[Finish]をクリック
WS000513.JPG
これでRubyのインストールは終了です。

念のため、アンチウィルスソフト(私の環境ではWindows Defender)の除外欄に「C:\Ruby26-x64」を追加しておきました。
WS000590.JPG

Devkitのインストール

Download Archives - Ruby Installer
上記サイトの右下のDevkitのインストーラをダウンロード
インストーラ(7zの自己解凍ファイル)をダブルクリックし適当なフォルダを選択し、[Extract]をクリック
WS000591.JPG

下記コマンドを実行し、config.ymlを生成

cmd.exe

> cd c:\opt\devkit
> ruby dk.rb init
[INFO] found RubyInstaller v2.6.6 at C:/Ruby26-x64

Initialization complete! Please review and modify the auto-generated
'config.yml' file to ensure it contains the root directories to all
of the installed Rubies you want enhanced by the DevKit.

config.ymlが生成されました。
WS000592.JPG

config.yml をエディタで開き、Rubyのパスが指定されていなければ指定します。
WS000548.JPG

Devkitのインストール
下記コマンドを実行します。

cmd.exe
> ruby dk.rb install
[INFO] Updating existing gem override for 'C:/Ruby26-x64'
[INFO] Installing 'C:/Ruby26-x64/lib/ruby/site_ruby/devkit.rb'

SQLite3のインストール

SQLite Download Page

Sqlite3のダウンロードページで「Precompiled Binaries for Windows」のところを確認し「sqlite-dll-win64-x64-3330000.zip」、「sqlite-tools-win32-x86-3330000.zip」ダウンロード。
WS000549.JPG
ダウンロードしたフォルダを解凍し「sqlite3.dll」、「sqlite3.exe」というファイルを「C:¥Ruby26-x64¥bin」へコピーします。
(※sqlite3.exeは32bit版しかありませんが、64bitにも対応しているようです。)
WS000550.JPG

ここまで来て、「gem install rails -v "5.2.3"」のコマンドを実行すると、ridk installのコマンドを実施するか、
MSYS2をインストールしてくださいという旨のメッセージが出ました。

MSYS2をインストール

MSYS2のサイトよりmsys2-x86_64-20200903.exeをダウンロード。
先に[コントロールパネル]-[システムとセキュリティ]-[システム]-[環境変数(N)]より環境変数を設定します。

● システム環境変数MSYSTEM: MINGW64

● システム環境変数PKG_CONFIG_PATH: /usr/lib/pkgconfig:/usr/share/pkgconfig:/lib/pkgconfig

● システム環境変数Pathの末尾に追加:

  • C:\msys64\mingw64\bin
  • C:\msys64\usr\local\bin
  • C:\msys64\usr\bin
  • C:\msys64\bin

WS000593.JPG

WS000595.JPG

WS000596.JPG

以下Pathが不要と思われる箇所のスクリーンショットです。
WS000562.JPG
WS000563.JPG

ダウンロードしたファイルをダブルクリックしインストールを進めます。 インストールの進行状況は以下になります。 [次へ]を押して進めます。
WS000552.JPG
WS000553.JPG
WS000554.JPG
WS000555.JPG
[詳細の表示]を押すと進捗状況が確認できます。
WS000518.JPG
WS000557.JPG
インストールが終了したら[次へ]を押します。
WS000558.JPG
インストールが終了したら[次へ]を押します。
WS000559.JPG
[完了]を押します。
WS000560.JPG
MSYS2のbash画面が起動しますが、一旦閉じます。
WS000561.JPG

MSYS2のbashを管理者として実行します。
ただ私の環境では右クリックのメニューに[ファイルの場所を開く]しかなかったため、一旦ファイルの場所を開きスタートメニューのショートカット群から「MSYS2 MSYS」の[管理者として実行]をしました。
WS000564.JPG
WS000565.JPG
下記コマンドを実行し環境変数を確認。

bash
>echo $MSYSTEM

>echo $PATH

>echo $PKG_CONFIG_PATH

環境変数が設定できていれば下記のような表示になります。
WS000566.JPG

下記コマンドを実行し、何か聞いてきたら[y]を入力しEnterキーを押します。

bash

> pacman -Sy pacman

WS000567.JPG
WS000568.JPG
WS000569.JPG
終わったら、一旦MSYSの画面を閉じます。
もう一度、MSYS2 MSYSを[管理者として実行]します。
WS000565.JPG
パッケージデータベースと pacman とコアパッケージの更新
下記コマンドを実行し、何か聞いてきたら[y]を入力し、Enterキーを押します。

bash
>pacman -Syu

WS000570.JPG
WS000571.JPG
WS000572.JPG
WS000573.JPG
WS000574.JPG
終わったら、一旦MSYS画面を閉じます。

パッケージの更新
再度MSYS2 MSYSを[管理者として実行]します。 下記コマンドを実行します。

bash
> pacman -Su

WS000575.JPG

私の環境では「何も行うことがありません」とメッセージが表示されました。
終わったら、MSYS画面を閉じます。

Windowsのコマンドプロンプトを起動し、下記コマンドを実行します。

cmd.exe
> where bash

> where ls

WS000576.JPG
私の環境ではwslをインストールしている影響からか「C:\Windows\System32\bash.exe」が表示されましたが、特に影響はないようです。

Windows版Rubyのバージョン管理uruをインストール

Ruby on Railsを使う環境によっては違うバージョンのRubyを使い分ける場面が出てくると思いますので、uruをインストールしました。

jonforums / uru / wiki / Downloads — Bitbucketよりuru-0.8.5-windows-x86のファイルをダウンロード
※32bit版ですが、64bitにも対応しているようです。
WS000577.JPG
ダウンロードされた7zを解凍し、適当なフォルダに移動します。
私はC:\opt以下に移動しました。
移動したuruフォルダをパスに通します。
WS000578.JPG

コマンドプロンプトで下記コマンドを実行します。

cmd.exe
>uru_rt admin install
---> Installing uru into C:\opt\uru-0.8.5-windows-x86

「uru.bat」、「uru.ps1」が生成されます。
WS000579.JPG

Rubyへのパスをuruに登録します。

cmd.exe

> uru admin add C:\Ruby26-x64\bin
---> Registered ruby at `C:\Ruby26-x64\bin` as `266p146`

uruに登録されたか確認。

cmd.exe

> uru ls
    266p146     : ruby 2.6.6p146 (2020-03-31 revision 67876) [x64-mingw32]

ridk installを実行

次に、ridk installを実行します。

cmd.exe

> ridk install

WS000580.JPG
[1]を入力し、Enterキーを押します。
WS000581.JPG
すでにインストール済のようです。

[2]を入力し、Enterキーを押します。
WS000582.JPG
もう最新の状態のようです。もうエラーも出ていません。

[3]を入力し、Enterキーを押します。
WS000583.JPG
インストール進行中です。

WS000584.JPG
「succeeded」と表示され正常に終了したようです。
Enterキーを押します。

Ruby on Railsのインストール

再度コマンドプロンプトを起動し、下記コマンドを実行します。

cmd.exe
> gem install rails -v "5.2.3"

WS000597.JPG

「installed」というメッセージが確認できたのでgemのインストールまで終了したようです。

railsのバージョンを確認してみます。

cmd.exe
> rails -v
Rails 5.2.3

Railsのインストールまで正常終了しました。

Railsサンプルアプリの作成

サンプルアプリを作ってみましょう。

下記コマンドを実行します。

cmd.exe
> rails new sample_app -G

sample_appはアプリ名ですので自由につけることができます、
-GオプションはGitをインストールしていない場合につけます。

「Bundle complete!」というメッセージが表示され、正常に終了したようです。
NOTICEというところにchromedriver-helperはサポート終了した旨表示が出ていますが、こちらはまたの機会にしたいと思います。
WS000598.JPG

sample_appという名前のフォルダがあるので、Railsアプリケーションの作成が完了したことになります。
WS000600.JPG
WS000599.JPG

Railsを起動

cmd.exe
> cd sample_app

sample_appフォルダに移動します。

下記コマンドを実行します。

cmd.exe
> rails s
cmd.exe
rails s
=> Booting Puma
=> Rails 5.2.4.4 application starting in development
=> Run `rails server -h` for more startup options
*** SIGUSR2 not implemented, signal based restart unavailable!
*** SIGUSR1 not implemented, signal based restart unavailable!
*** SIGHUP not implemented, signal based logs reopening unavailable!
Puma starting in single mode...
* Version 3.12.6 (ruby 2.6.6-p146), codename: Llamas in Pajamas
* Min threads: 5, max threads: 5
* Environment: development
* Listening on tcp://localhost:3000
Use Ctrl-C to stop

「localhost:3000」でサーバが起動しているのがわかります。
WS000601.JPG

ブラウザで「localhost:3000」にアクセスしてみます。
WS000602.JPG

Railsサーバが起動したことが確認できました。

[Ctrl]+[C]キーを押下し、サーバを止めることができます。

完了

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