前回: https://qiita.com/Bluepost59/items/657ef9c198bd43cf59dd
#Termuxの問題点
- GCCが使えない
- Emacsが重い
特にGCCが使えないのは困ったもので、fortranに至っては使えるコンパイラがないという状況だった。
ところが、TermuxにArchLinuxをインストールするパッケージが用意されている。そこでならpacmanが使えるので、GCCなどが使える。
#インストール
次のURLからgit cloneする。
https://github.com/sdrausty/TermuxArch
setupTermuxArch.sh
が本体でこれを実行すればARM向けのArchLinuxがインストールできる。curlではなんかうまくいかなかったので、引数を指定してwgetを使った。
setupTermuxArch.sh wget
ミラーに当たりはずれがあり、20分程度で終わることもあれば1時間以上かかる場合もある。速度が遅い場合は~/Arch
を削除してからやり直す。
時間はトータルで少なくとも30分以上はかかる。途中で何度かインタラクティブに入力を求められる。
localeの設定
エディタが開くので、ja_JP.UTF-8
のコメントアウトを外す。
タイムゾーンの設定
日本の場合、Asia -> Japan -> Tokyo -> Yesと選択する。ただし入力は番号で行う。
1回タイムゾーンの設定で固まった。
#2回目以降の起動
ディレクトリ構成
Termuxのhome以下に次のようなディレクトリが構成される。
home/
└ arch/
├ bin/
├ home/
├ dev/
├ startarch
...
Archに移った後はTermuxのコマンドは使えない。そのためpythonなどは別途インストールする必要がある。ただし、ArchLinuxなのでpacmanが使える。そのままではエディタもないので、emacsなどを入れる必要がある。
なおEmacsはTermuxネイティブでは起動が重いが、Archでは数秒以内に立ち上がった。
#確認したこと
- systemctlを使えない。ゆえに各種デーモンが立ち上がらない。