はじめに
「よし、アプリを Microsoft Store に公開しよう!」と思ったら、まず避けて通れないのが Microsoft Partner Center の登録。
今回は、日本法人アカウントで登録したときの流れや、ハマったポイントをメモ代わりに残しておきます。これから登録する人の参考になればうれしいです。
開発者アカウントの登録
Partner Center の開発者アカウントは 個人(19 USD) と 法人(99 USD) があって、私は法人アカウントを選びました。
会社名や住所を入力して「はい、登録完了!」…かと思いきや、そこからが本番。
法人アカウントは「検証」が必要
法人の場合、Microsoft 側で「この会社、本当にあるの?」という確認が入ります。
提出を求められたのはこんな感じ:
- 代表者からの委任状
- ドメイン所有証明(WHOISや購入証明書)
- 会社の公式サイト(会社名・住所・連絡先が載ってるページ)
私は公式サイトの会社概要ページを PDF にして出しました。これは一番手っ取り早かったです。
税務情報(W-8BEN-E)の落とし穴
収益を受け取るためには W-8BEN-E という税務フォームも必要。
これが思った以上にクセ者でした。
最初に提出したら、こんなエラーが返ってきました:
- 住所欄が「C/O」扱い → 登記住所をそのまま書く必要あり
- 租税条約の国名(Japan)が抜けてる → ちゃんと書く
- TIN(納税者番号)が空欄 → 日本法人は法人番号13桁を入れる
修正して再提出したら無事通りました。
年齢レーティング(IARC)も必須
アプリ提出のときには IARC アンケート に答えて年齢レーティングを取得する必要があります。
「暴力表現はありますか?」「ユーザー生成コンテンツはありますか?」みたいな質問に答えると、自動的に PEGI や ESRB のレーティングが付く仕組みです。
詰まりポイントまとめ
- 住所は登記住所をそのまま。C/O はダメ。
- 法人番号(13桁)をTINとして入れるのを忘れずに。
- **会社の実在性を示す資料(公式サイトやドメイン証明)**が必要。
さいごに
Partner Center の登録、正直「入力して終わり」くらいに思ってたんですが、法人だと想像以上にチェックが多かったです。書類の準備にちょっと手間取りましたが、無事に検証が通ったときはホッとしました。
これでやっとスタートライン。次は実際にアプリを申請して審査を通すところまでやってみたいと思います 🚀