この記事について
筆者が先日受験したUMTP認定試験 L2について、受験した経緯や受験に向けての学習、受験当日の様子などをまとめています。
UMLに興味がある人、UMTP認定試験 L2の受験を考えている人の参考になれば幸いです。
L1試験についての記事はこちら。
UMTP認定試験とは
UMTP認定試験とは、UMLモデリング推進協議会(UMTP)によって運営されるUMLモデリングスキルの認定試験です。現在はL1からL4までの4レベルに分類されており、今回私が受験したのはモデリングスキルレベル「UMLモデルの読み書きが普通にできる」が問われるL2です。1
受験した経緯
ソフトウェア設計やドメインモデリングに関心があり、設計活動やコミュニケーション活用するためUMLについて学習しています。最近はこの認定試験を軸に学習を進めていて、先日はL1に合格したので、次のL2にも挑戦することにしました。
受験に向けた学習
『徹底攻略UML モデリング技能認定試験問題集 L2 対応』
主にこちらの問題集の問題を解きつつ、不明点を深堀りしていく形で進めていきました。こちら初版が2008年なので、もしかしたら出題傾向などに変更があるのかもしれません。ただ実際に受験して困るようなことはありませんでした。
『【改訂版】UMLモデリング技能認定試験 <入門レベル(L1)>問題集』
L1で使った問題集も活用しました。
『UMLモデリングのエッセンス 第3版』
通読はしていませんが、こちらの書籍も読みました。筆者の経験なども踏まえた実践的な内容が主体なので試験向きではない内容(非標準)も含んでいますが、Unified Processについてなどは参考になりました。(最終的には業務UMLで活用するのが目的なので、引き続き読み進めたい書籍です)
受験の申し込み
L1同様にピアソンVUEで受験しました。(ピアソンVUEでの申し込みについてはL1受験レポートを参照してください 2)
受験方法の追加について
この記事を書いていて知ったのですが、どうやら2024年2月からインターネット環境があれでどこでも受験できるようになったみたいです。(半日かけて受験会場往復したのはなんだったのか・・・)
試験について
L1と同じくPCで受験する仕組みです。
L1との違いですが、L1は選択肢から適切・不適切を選択するような問題でしたが、L2では図や文中の複数の空欄に対して選択肢から適切なものを選んで埋める形式が多くなっています。詳しい採点方法は不明ですが、おそらくは全て正しい組み合わせに出来て加点されるのだと思います。また選択肢は複数回使用することもあるので、消去法に頼らず適切な要素を選択していく必要があります。そのため問題記述をよく読み、複数の図の間で整合性をとりつつ回答していくことが大切になります。
受験した感想など
結果は合格点65%に対して得点82%で、無事合格となりました。思ったよりも余裕を持って進められたので90%までいければよかったですが、ひとまず良い結果が出た形になります。
このまま次のL3を目指すかどうかは検討中ですが、業務で活用するために実践と学習を継続していきます。
まとめ
今回UML学習の一環としてUMTP認定試験のL2を受験したので、その体験を記事として公開することにしました。L2受験を考えている人の参考になれば幸いです。