aaPanelとは
- フリーのサーバーコントロールパネル
- Webminと同じで、マルチ権限ではなく、1アカウント単一の権限でサーバー管理
- WebMinとの違いは、Webサービスの痒いところに手が届くパネルで(バーチャルサイトごとのPHPのバージョン管理、WEBサーバーの設定、ワードプレスの追加、バックアップ、Lets Encript設定、FailtoBanなどがワンタッチで設定できる)ところが優秀。
- 日本語がなく、英語だが、直感でわかり、使いやすい
- 無料で使える。追加で費用を払うとWAFなども利用可能
- WEBホスティング管理、特にLAMP、LNMPの、PHPサービス管理の場合はおすすめ。
- インストールはワンライナーでちょー簡単
AAPanelの主な特徴
Debian 12(推奨OS)
2023年 6 月 10 日リリースの Debian 12を推奨。セキュリティーも安心してご利用いただけます。
機能をコンパネで追加可能
Docker管理機能
Dockerを管理することも可能
コントロールパネルのSSL化
すべてのWEBコントロールパネルのURLはSSLで暗号化安全にサーバー管理が行えます。
Website 強力なサイト管理
ほぼすべてのWEB設定(Apache、Nginx)をWEB管理画面で行えます。
ワードプレスサイト追加
通常サイトの追加はもちろん、WordPressのデプロイもあり、データベースの作成から、パスワードの管
理までを自動で行えます。
Let's Encrypt
SSLには、要望の多かった、無料のLet's Encrypt を搭載。ドメイン名を指定していれば、ワンボタンで発
行と設置を行います。
PHPのサイトごとのバージョン管理
サイトごとに、PHPのバージョンを選べるようになりました。
サイトバックアップ
Cron機能を利用することで、世代バックアップの設定が可能。サイトごとに選んでディスクスペースが許す
限り世代バックアップを設定可能です。無料で利用可能です。詳しくはCron機能をご覧ください。
データベース管理
パスワードの生成、パスワードの管理を一括して行えます。
phpMyAdminを使わなくてもパスワードやバックアップの確認ができます。
データベースバックアップ
データベースのバックアップはCronで設定可能。データベースごとに選んでディスクスペースが許す限り世
代バックアップを設定可能です。無料で利用可能です。詳しくはCron機能をご覧ください。
phpMyAdmin
phpMyAdmin標準搭載
Composer設定
コンポーザーのアップデートもサイトごとに可能
WEBターミナル
WEBでアクセスできるオンラインのターミナル(SSLクライアント)を標準搭載。SSLクライアントがなく
てもすぐにアクセスできます。
FTP
FTPのパスワード発行から、設定まで簡単に行えます。
ファイルマネージャー
強力なファイルマネージャーで、ファイルの管理も見やすく簡単。
Fail2ban
DDos攻撃を防ぎます。SSHとFTPでの攻撃を標準で設定しています。
リソースの確認も一目瞭然
ディスクやCPU、メモリーの容量や、リアルタイムでの利用状況を確認できます。
aaPanel インストール
- SSHサーバーログインのできるDebianまたはUbuntuの最新版を用意
Ubuntu 22.5
Debian 12.5 - SSH公開鍵でrootログイン
- クラウドのファイアーウオール(セキュリティーグループ)設定:コンパネのWEBポートはインストール時にランダムで割り当てられるので、インストール時は全開にしておくことをお勧めします。
インストール
以下ワンライナーで完了
URL=https://www.aapanel.com/script/install_7.0_en.sh && if [ -f /usr/bin/curl ];then curl -ksSO "$URL" ;else wget --no-check-certificate -O install_7.0_en.sh "$URL";fi;bash install_7.0_en.sh aapanel
インストールに成功すると
==================================================================
Congratulations! Installed successfully!
==================================================================
aaPanel Internet Address: https://xx.xx.xx.XX:2XXX/9b51axxxx
aaPanel Internal Address: https://10.XXX.XX.XX:2XXX/9b51axxx
username: vkxxxxxx
password: 88xxxxxx
Warning:
If you cannot access the panel,
release the following port (2XXX|888|80|443|20|21) in the security group
==================================================================
となり、、インストール完了。上記は控えておきましょう。
クラウド側で最低限開けておくポート
名前 | ポート | 備考 |
---|---|---|
aaPanel 管理画面 | 2XXX | インストール完了時にランダムで割り当て |
mysqlAdmin 管理画面 | 888 | 使う場合 |
mysqlAdmin 管理画面 | 887 | SSL化する場合 |
http | 80 | |
https | 443 | |
ftp | 20,21 | passivの場合は他にもあり |
http | 21 | |
ssl | 22 |
インストール直後のログインで
インストールレコメンドが出るので、
Apacheか、Nginxかを決めてインストール
ここで、MYSQLやPHP、FTPもインストールされます。
管理画面をLet's EncriptのHTTPSにする方法
デフォルトのオレオレSSLから変えたくてここがわかりにくかったのですが、以下の方法で設定できます。
(設定には事前に管理画面にSSLアクセスするためのドメイン設定が必要です)
- TOP>Settingsメニュー>SecurityでPANEL SSL を一度OFFにする
- 一旦ログアウトさせられる
- httpで管理画面に再度アクセスしてログインし、コントロールパネルに入る
- TOP>Settingsメニュー>Securityで管理画面で利用するドメインを入力する
- TOP>Settingsメニュー>SecurityでPANEL SSL をONにする
- Let's Encriptが選べる
- 設定完了でコントロールパネルもSSLアクセス可能
- TOP>Webseiteメニューに管理画面のドメインが作成されて、Let's Encript SSLの有効期限が出ます。
パネルメニュー(日本語訳)
- ダッシュボード(サーバーステータス、PHP、WEBサーバーなどの設定ショットカットが出る)
- WEBサイト管理
- FTPアカウント管理
- データベース管理
- Docker管理(オプション)
- モニター(サーバーステータス)
- セキュリティー(SSLやファイアーウォール設定)
- WAF(オプション)
- ファイル(ファイルマネージャー)
- ログ(ログ閲覧・整理)
- ターミナル(オンラインSSHターミナル)
- クローン(バックアップからメモリーの最適化まで)
- AppSTORE(パネルの機能拡張)
- SETTINGS(設定)
- LOG OUT(ログアウト)
管理画面のトップにAPACHE NGINX PHPなどのミドルウェア設定メニューを表示する
APACHE NGINX PHPなどの設定メニューはトップに出しておくと使いやすいです。
TOP>APPSTOREで、INSTALLEDボタンを押すとインストール済みのミドルウェアが出るので全て「Display on dashboard」を選ぶとトップ画面に設定へのショートカットが表示されます。
あとは、直感的にわかりやすいので色々お試しください。