0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

aaPanelのインストール

Last updated at Posted at 2024-09-05

aaPanelとは

  • フリーのサーバーコントロールパネル
  • Webminと同じで、マルチ権限ではなく、1アカウント単一の権限でサーバー管理
  • WebMinとの違いは、Webサービスの痒いところに手が届くパネルで(バーチャルサイトごとのPHPのバージョン管理、WEBサーバーの設定、ワードプレスの追加、バックアップ、Lets Encript設定、FailtoBanなどがワンタッチで設定できる)ところが優秀。
  • 日本語がなく、英語だが、直感でわかり、使いやすい
  • 無料で使える。追加で費用を払うとWAFなども利用可能
  • WEBホスティング管理、特にLAMP、LNMPの、PHPサービス管理の場合はおすすめ。
  • インストールはワンライナーでちょー簡単

AAPanelの主な特徴

Debian 12(推奨OS)

2023年 6 月 10 日リリースの Debian 12を推奨。セキュリティーも安心してご利用いただけます。

機能をコンパネで追加可能

Docker管理機能

Dockerを管理することも可能

コントロールパネルのSSL化

すべてのWEBコントロールパネルのURLはSSLで暗号化安全にサーバー管理が行えます。

Website 強力なサイト管理

ほぼすべてのWEB設定(Apache、Nginx)をWEB管理画面で行えます。

ワードプレスサイト追加

通常サイトの追加はもちろん、WordPressのデプロイもあり、データベースの作成から、パスワードの管
理までを自動で行えます。

Let's Encrypt

SSLには、要望の多かった、無料のLet's Encrypt を搭載。ドメイン名を指定していれば、ワンボタンで発
行と設置を行います。

PHPのサイトごとのバージョン管理

サイトごとに、PHPのバージョンを選べるようになりました。

サイトバックアップ

Cron機能を利用することで、世代バックアップの設定が可能。サイトごとに選んでディスクスペースが許す
限り世代バックアップを設定可能です。無料で利用可能です。詳しくはCron機能をご覧ください。

データベース管理

パスワードの生成、パスワードの管理を一括して行えます。
phpMyAdminを使わなくてもパスワードやバックアップの確認ができます。

データベースバックアップ

データベースのバックアップはCronで設定可能。データベースごとに選んでディスクスペースが許す限り世
代バックアップを設定可能です。無料で利用可能です。詳しくはCron機能をご覧ください。

phpMyAdmin

phpMyAdmin標準搭載

Composer設定

コンポーザーのアップデートもサイトごとに可能

WEBターミナル

WEBでアクセスできるオンラインのターミナル(SSLクライアント)を標準搭載。SSLクライアントがなく
てもすぐにアクセスできます。

FTP

FTPのパスワード発行から、設定まで簡単に行えます。
ファイルマネージャー
強力なファイルマネージャーで、ファイルの管理も見やすく簡単。

Fail2ban

DDos攻撃を防ぎます。SSHとFTPでの攻撃を標準で設定しています。

リソースの確認も一目瞭然

ディスクやCPU、メモリーの容量や、リアルタイムでの利用状況を確認できます。

aaPanel インストール

  1. SSHサーバーログインのできるDebianまたはUbuntuの最新版を用意
    Ubuntu 22.5
    Debian 12.5
  2. SSH公開鍵でrootログイン
  3. クラウドのファイアーウオール(セキュリティーグループ)設定:コンパネのWEBポートはインストール時にランダムで割り当てられるので、インストール時は全開にしておくことをお勧めします。

インストール

以下ワンライナーで完了

URL=https://www.aapanel.com/script/install_7.0_en.sh && if [ -f /usr/bin/curl ];then curl -ksSO "$URL" ;else wget --no-check-certificate -O install_7.0_en.sh "$URL";fi;bash install_7.0_en.sh aapanel

インストールに成功すると

==================================================================
Congratulations! Installed successfully!
==================================================================
aaPanel Internet Address: https://xx.xx.xx.XX:2XXX/9b51axxxx
aaPanel Internal Address: https://10.XXX.XX.XX:2XXX/9b51axxx
username: vkxxxxxx
password: 88xxxxxx
Warning:
If you cannot access the panel, 
release the following port (2XXX|888|80|443|20|21) in the security group
==================================================================

となり、、インストール完了。上記は控えておきましょう。

クラウド側で最低限開けておくポート

名前 ポート 備考
aaPanel 管理画面 2XXX インストール完了時にランダムで割り当て
mysqlAdmin 管理画面 888 使う場合
mysqlAdmin 管理画面 887 SSL化する場合
http 80
https 443
ftp 20,21 passivの場合は他にもあり
http 21
ssl 22

インストール直後のログインで

インストールレコメンドが出るので、
Apacheか、Nginxかを決めてインストール
ここで、MYSQLやPHP、FTPもインストールされます。

管理画面をLet's EncriptのHTTPSにする方法

デフォルトのオレオレSSLから変えたくてここがわかりにくかったのですが、以下の方法で設定できます。
(設定には事前に管理画面にSSLアクセスするためのドメイン設定が必要です)

  • TOP>Settingsメニュー>SecurityでPANEL SSL を一度OFFにする

スクリーンショット 2024-09-07 8.34.03.png

  • 一旦ログアウトさせられる
  • httpで管理画面に再度アクセスしてログインし、コントロールパネルに入る
  • TOP>Settingsメニュー>Securityで管理画面で利用するドメインを入力する
  • TOP>Settingsメニュー>SecurityでPANEL SSL をONにする
  • Let's Encriptが選べる

スクリーンショット 2024-09-06 18.02.09.png

  • 設定完了でコントロールパネルもSSLアクセス可能
  • TOP>Webseiteメニューに管理画面のドメインが作成されて、Let's Encript SSLの有効期限が出ます。

パネルメニュー(日本語訳)

  • ダッシュボード(サーバーステータス、PHP、WEBサーバーなどの設定ショットカットが出る)
  • WEBサイト管理
  • FTPアカウント管理
  • データベース管理
  • Docker管理(オプション)
  • モニター(サーバーステータス)
  • セキュリティー(SSLやファイアーウォール設定)
  • WAF(オプション)
  • ファイル(ファイルマネージャー)
  • ログ(ログ閲覧・整理)
  • ターミナル(オンラインSSHターミナル)
  • クローン(バックアップからメモリーの最適化まで)
  • AppSTORE(パネルの機能拡張)
  • SETTINGS(設定)
  • LOG OUT(ログアウト)

管理画面のトップにAPACHE NGINX PHPなどのミドルウェア設定メニューを表示する

APACHE NGINX PHPなどの設定メニューはトップに出しておくと使いやすいです。
 TOP>APPSTOREで、INSTALLEDボタンを押すとインストール済みのミドルウェアが出るので全て「Display on dashboard」を選ぶとトップ画面に設定へのショートカットが表示されます。
スクリーンショット 2024-09-07 8.45.26.png

あとは、直感的にわかりやすいので色々お試しください。

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?