td-agent と fluentd の違いがよくわからなかったので整理しました。
公式ページによると、
「td-agent は Fluentd の安定版の配布パッケージ」と説明されています。
両者の違いはざっくりと以下のようになります:
- fluentd: <= コミュニティによって開発が進められている ruby gem
- td-agent: <= fluentd の安定版 + 各OS用インストーラ
つまり、 どちらも実体は fluentd という ruby gem ですが、fluentd は 生の gem なのに対し、 td-agent は各OS用に rpm や yum パッケージの形式で配布されています。
「td-agent は fluentd を利用しやすいようにして提供したもの」ということもできます。
参考: td-agent は内部に fluentd を含んでいる?
td-agent も実体は fluentd という ruby gem なので、内部に gem package fluentd
を保持しています。
以下のコマンドで確認できます:
$ td-agent-gem list | grep fluentd
fluentd (0.12.40)
これは td-agent --version
の出力結果と一致しています。
$ td-agent --version
td-agent 0.12.40