今北産業
- Skypeの3rd partyアプリを動かすためのcookbookを作った
- 競合と違い、VNCを使ったGUI操作がまったくいらないのが特徴
- しかしMSはSkypeのAPIを縮小しつつあるので誰得今更感漂う
概要
Skypeはその成り立ちがP2Pメッセンジャーである関係からか、botを動かしたりチャット内容を取得するためにはSkype Desktop Application自体を動かす必要があります(ふだんチャットするために使っているものとまったく同じアプリケーション)。
CLI用のアプリケーションというものが一切ないため、サーバ上でbotを1つ動かすためには3rd Partyアプリケーションの認証やEURAの承認をすべてGUIを介して行わなければならない非常に残念な使用になっています。これではいちいちサーバを構築するたびにVNCで接続してGUI操作をする必要があるため、100台のサーバを構築するためには100回VNC操作をする必要があります。
- 参考
しかし、EURAの承認や3rd Party APIの承認の記録はSkypeの設定ディレクトリの中にあるはずと思い
設定ディレクトリ内を調べた結果、かなりわかりやすい形でEURAの承認と3rd Party アプリケーションの承認が記録されていました。
そこでこのcookbookではSkypeを一度起動・終了させてデフォルトの設定ファイルを作成後、直接設定ファイルを書き換えています。
これにより今まで必要だったVNCによる接続・GUI操作をなくし、全自動でSkypeの3rd Partyアプリケーションを動作させることを可能にしました。