私の職場ではリモートワークのツールとして、Splashtop Businessを使用しています。
しかし、自宅がmac、リモート先がWindowsなのです...
macでSplashtop Business 使うと日本語入力しにくい
macは「英数キー(スペースの左)」で英字入力。「かなキー(スペースの右)」で日本語入力。
でも、リモート接続先だと以下のようなキーマッピングにされているんです。
- 英数キー → 「caps lock」
- かなキー → 「@」
- commandキー → 「Windowsキー」
普段macを使用している私は、こんなんじゃ日本語入力できないってなってしまうわけです。
そこで以下の方法で解決することにしました。
- mac側で「英数キー」「かなキー」に、2つのキーの組合せを設定してする
- リモート先で「1.」の組合わせに、IMEの有効化/無効化を設定する。
- ついでに、mac側で「commandキー」に、Ctrlを設定する。
設定方法
mac側の設定
「Karabiner-Elements」のインストール
あるキーに別のキーを設定するため、今回は「Karabiner-Elements」を使用しました。
私は、brewからインストールしました。
brew cask install karabiner-elements
「Karabiner-Elements」の設定
インストール完了後、起動しましょう。設定画面が表示されます。
設定画面が表示されたら「Misc」→「Open config folder(右下の方)」をクリックします。
Finderでkaraninerディレクトリが表示されるので、assets/complex_modifications/ ディレクトリ配下に、 Splashtop_Business.json ファイルを作成します。(特定のアプリに設定する場合は、jsonファイルを直接作成するしかありません。)
作成した「Splashtop_Business.json 」に、以下の内容を書き込みます。
{
"title": "Splashtop Business",
"rules": [
{
"description": "Splashtop Business : 英数 => shift + F8",
"manipulators": [
{
"type": "basic",
"from": {
"key_code": "japanese_eisuu"
},
"to": {
"key_code": "f8",
"modifiers": [
"left_shift"
]
},
"conditions": [
{
"type": "frontmost_application_if",
"bundle_identifiers": [
"^com\\.splashtop\\.stb\\.macosx"
]
}
]
}
]
},
{
"description": "Splashtop Business : かな => shift + F12",
"manipulators": [
{
"type": "basic",
"from": {
"key_code": "japanese_kana"
},
"to": {
"key_code": "f12",
"modifiers": [
"left_shift"
]
},
"conditions": [
{
"type": "frontmost_application_if",
"bundle_identifiers": [
"^com\\.splashtop\\.stb\\.macosx"
]
}
]
}
]
},
{
"description": "Splashtop Business : command => ctrl",
"manipulators": [
{
"type": "basic",
"from": {
"key_code": "left_command"
},
"to": {
"key_code": "left_control"
},
"conditions": [
{
"type": "frontmost_application_if",
"bundle_identifiers": [
"^com\\.splashtop\\.stb\\.macosx"
]
}
]
}
]
}
]
}
各パラメータの説明は省きますが、以下のことを行っています。
- 英数キー → Shift + F8
- かなキー → Shift + F12
- commandキー → Ctrl
作成完了したら、「Karabiner-Elements」の設定画面に戻り
「Complex modifications」→「Add rule」 → 「Splashtop Businessの右側の『Enable All』」をクリックします。
以上で設定完了です。反映されない場合があるので「Karabiner-Elements」を再起動しておきましょう。
リモート先(Windows)の設定
IMEの設定
IMEの設定に、Shift + F8が押されたら、IMEオフ。Shift + F12が押されたら、IMEオンを設定します。
今回は、Windows標準のIMEを使用しています。(GoogleIMEでも同じことはできます。)
「タスクバーのIMEを右クリック」 →「プロパティ」 → 「詳細設定」 → 「編集設定」 → 「キー設定の右側の『変更』」 をクリックします。
設定ウィンドウが表示されるので「キーの追加」 → 「ドロップダウンボックスに『Shift + F8』」を入力し、「OK」ボタンをクリックする。
一覧に「Shift + F8」が追加されていますので、入力/変換に「IME-オフ」を設定します。
同様に、「Shift + F12」にも、「IME-オン」が割り当たる様に設定しましょう。
IMEの設定は、新しくアプリを立ち上げた際に反映されるとかされないとかなので、アプリをいったん立ち上げ直しておきましょう。(できれば再起動)