Windows10は、Windows as a Service(WaaS)という考えのもと、継続的に機能改善や新機能を提供している。
機能アップグレードにより最新の機能が使えるようになることはありがたいが、企業としては機能アップグレードの影響でシステムが動かなくなることは避けなければならない。
Windows10にはサービスオプションという考え方があり、適切なサービスオプションを選択することで機能アップグレードの配信を遅らせることもできる。
以下、サービスオプションの概要。
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CB(Current Branch)
- 即座に機能アップグレードが配信されるオプション。
- Home、Pro、Enterpriseで選択可。
- 一般利用者向け。
- 既定はこれ。
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CBB(Current Branch for Business)
- 機能アップグレードの配信延期が可能なオプション。
- Pro、Enterpriseで選択可。
- ビジネス利用者向け。
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LTSB(Long Term Servicing Branch)
- 機能アップグレードが全くされないオプション。
- Enterprise LTSBでのみ選択可。
- 特定システム向け。
なお、どのサービスオプションにおいても、サービス更新プログラム(セキュリティパッチ)は提供される。
また、CB、CBBに置き換わるSemi-Annual Channelというサービスオプションがリリースされているようだが、まだあまりよくわかっていない。