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outlook.com のメールをバックアップしてストレージを空ける方法

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2023年2月にoutlook.comメールのストレージがOneDriveと結合される変更が行われるのに従い、メールをPCに保存してストレージを空ける方法を解説します。

※ これは2023-02-04に個人ブログで公開した記事を移植し、CC0-1.0で提供しています。情報は古い可能性があります。

背景

みなさんはoutlook.comを使用していますか? 私は初めて買ったiPhoneで唯一プッシュ通知に対応していたという経緯で、Hotmailからそのままoutlook.comを使用しています。無料プランでも、メール添付ファイル15 GBまで保存できる (メッセージは加算しない) という太っ腹なので、メールはすべて残しています。

しかし、先日、突然こんな発表がされました。

2023 年 2 月 1 日から、 Microsoft 365 アプリとサービス全体で使用されるクラウド ストレージには、添付ファイルデータと OneDrive データ Outlook.com が含まれます。 すべてのデータは、Microsoft の包括的なセキュリティ機能セットで引き続き保護されます。
この更新プログラムは、 Outlook.com メールボックスのストレージ量には影響しません。 ただし、これにより、 OneDrive で使用できるクラウド ストレージの量が減る可能性があります。 クラウド ストレージ クォータに達すると、 Outlook.com でメールを送受信する機能が中断されます。

わかりにくい表記なのですが、基本的にはoutlook.com + OneDriveで5 GBしか使えなくなるという改悪となります。

容量オーバーするとメールが受信できなくなってしまうため、メールをバックアップしてoutlook.comのストレージを空けることにしました。

メールをバックアップする

公式の機能でバックアップする

outlook.com内の機能でメールをバックアップする機能が提供されています。ダウンロードできるようになるため数日かかるため、予め申請しておきましょう。

outlook.comのスクリーンショット。outlook.com の設定の「プライバシーとデータ」から「メールボックスをエクスポート」を選択することで pst 形式でダウンロードできます。

残念ながらダウンロードできるファイルはpstファイル形式です。 pstファイルは、Officeに付帯しているMicrosoft Outlook以外では残念ながら開くことができません。バックアップしたファイルがMSの商用ソフトでしか開けないというのは…。

IMAP でバックアップする

一応Microsoft Outlookで見られることを確認しましたが、念のため、メールクライアントを使ってIMAP経由でバックアップしてみます。

個人的に信頼しているオープンソースソフトウェアであるSylpheedを使ってバックアップしてみます。Thunderbirdでも良さそうですが、バックアップの用途で使用するのでポータブル版が公式で存在するSylpheedを使います。Windowsだけでなく、MacOSやLinuxでも使用できます。

ポータブル版をダウンロードし起動したらIMAP4 (MS365) を選択しログインします。

Sylpheedのスクリーンショット。Sylpheed を開いたら、 IMAP4 (MS365) を選択しログインする

次に、 SylpheedのFile → Ecport mail dataを選択します。

Sylpheedのスクリーンショット。Sylpheed の File → Ecport mail data を選択する

そして、エクスポート元のフォルダとエクスポート先のファイルを指定し、エクスポートを開始します。

Sylpheed でエクスポートを開始したスクリーンショット

outlook.com のメールを削除する

2系統のバックアップが取れたら、 outlook.comから削除しましょう。

設定 → 全般 → ストレージから一括で削除できます。

バックアップしたメールボックスを参照する

pst ファイル

pstファイルは、 Microsoft Outlookにインポートして参照、検索できます。

UNIX mbox

UNIX mboxファイルは、Sylpheedに限らず多くのクライアントソフトにインポートして参照、検索できます。

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