「エンジニアの知的生産術」を読み、今の自分にとって大切な考え方をピックアップ!
第7章. 何を学ぶかを決めるには
何を学ぶことが正解か事前に知ることは出来ない。
時間、お金、やる気などのリソースを何に投資するかを意思決定すること!
→ 経営戦略のアナロジーを知ることが大切
学びたい対象を探す探索戦略
何を学べばよいか悩んで1か月費やすよりも、何でもよいから何か一つを1か月学ぶ方がよい。どうせ正解がわからないのならば、興味のある対象を学べばよい!
→ だんだんと学ぶ力が身につき、別の分野も効率良く学べるようになる。
知識を利用して拡大再生産戦略
社会人はまず「今やっている仕事の効率化」を学ぶべき!
→ 時間の余裕を作り、新たな学びに投資する。
- 知識を使って時間を得て、その時間を知識獲得に投資する
- 知識を使ってお金を得て、そのお金を知識獲得に投資する
- 知識を使って立場を得て、その立場を使って知識獲得をする
↓知識を使って立場を得て、その立場を使って知識獲得をする例
社内で「分野Aに詳しい人」になる。 → 分野Aに関する相談が自分に集中するようになる。 → 分野Aの知識の応用に関する情報が集まる。 → 知識を獲得できる。
**他の人より分野Aで詳しい人になれば、分野Aのうちのαタスクとβタスクが集まってきて、より費用対効果の良いαタスク(かかる時間が少ないが、知識や信頼、高給を得られるタスク)を選択できる。**逆に知識が少ない人になれば、仕事を振られた時にはもう費用対効果の良いαタスクは選択肢にない。
わからないことは15分で聞くべし!
わからないことに直面した場合、まず自分で15分解決を試みる。15分で解決しなかったら人に助けを求めるのが良い
→ 15分頑張っても解決できなかった場合、更に時間を費やしても解決できる可能性は低く、時間の無駄になる
(経営視点からすると、人に相談すれば5分で解決する問題を、解決能力のない1人が1時間考え込んでも、時間と人件費の無駄。)
※15分が適切かどうかはチームによって変わる
掛け合わせによる差別化戦略
先輩が得意な分野で、先輩を打ち負かす必要はない。先輩が不得意な分野で、先輩よりも詳しくなれば良い。
複数の分野を掛け合わせることで一番になることは難易度が低い!
- 複数分野の知識を持つことにより人と共通知識が増え、スムーズなコミュニケーションが出来るようになる
- アイデアは新しい結合から生まれるため、複数分野の知識を持つことはアイデアを創り出す可能性を上げる
成長して卓越するのではなく、卓越することで成長の機会を得る
その知識分野に最も詳しい人になる状態を「卓越」と呼ぶ。
成長した結果卓越するのではなく、まずは知識の掛け合わせによりニッチ分野で卓越し、その結果で掛け合わせたそれぞれの分野について成長の機会を得る。