概要
AWS認定ソリューションアーキテクトプロフェッショナルに合格したので、備忘録と次回に向けてのメモをする。
始めにやること
試験のページを見る。
試験の予約、試験ガイド、試験のサンプル問題、無料の簡易的なデジタルトレーニングのリンクが記載されている。
あまり的確でないホワイトペーパーやよくある質問のリンクが記載されているが、公式から出ている情報のため試験のページ全体を一度見ておくとよい。
試験の予約
試験の48時間前までなら試験の予約時間を変更可能で、予約日時変更は2回まで認められていると、申し込む際の Amazon Web Servicesのポリシー
に記載されている。
取り敢えず予約して、不安なら後から試験日程を変えることが出来る。
私は試験三日前に不安になって一週間試験日を遅らせた。
試験ガイドの確認
下記のPDFに試験ガイドが記載されている。結構大事なことが書いてあるので読むと良い。
採点対象外の内容
試験には、スコアに影響しない採点対象外の設問が 10 問含まれています。AWS では、これら採点対象
外の設問における受験者の成績に関する情報を収集し、これらの設問を今後採点対象の設問として使用
できるかどうかを評価します。試験では、どの設問が採点対象外かは受験者にわからないようになって
います。
とガイドに記載されているように、スコアに影響しない設問が10問ある。問題設定が微妙な問題が出たら、深く考えずに採点対象外の設問と思うとよい。
(試験)内容の概要
試験で問われる下記の5つの分野について、細かく書かれている。
- 第 1 分野: 組織の複雑さに対応する設計
- 第 2 分野: 新しいソリューションの設計
- 第 3 分野: 移行計画
- 第 4 分野: コスト管理
- 第 5 分野: 継続的な改善
注目したいのは試験範囲で名指しされている製品があるということ。様々なAWSサービスがあるため、どのサービスをどの程度勉強すべきか力のかけ方が分からなくなるが、少なくとも以下の製品は設問として問われる。
- AWS Organizations の使用方法を決定する
- AWS Secrets Manager 戦略を評価する
試験の対象となる主要なツール、テクノロジー、概念
ここに記載されているサービスが試験として出る...多いな...
全てのサービスに対してBlack Belt, よくある質問レベルで問われることは無いので安心して下さい。
ここでパッとサービス内容が浮かばないサービスについてはよくある質問の〇〇とは何ですか?の項目を読んでどういうサービスか把握しておくこと。
ただ、ここに載っていないサービス(ネットワーク系)も試験に出たので過信しないこと。
試験のサンプル問題
下記のPDFに試験のサンプル問題が載っている。ここで解けなかった問題はよく復習すること。
Exam Readiness: AWS Certified Solutions Architect – Professional (Japanese)
AWS公式の無料のデジタルトレーニング
所要時間4時間と記載されているが、英語で動画解説している時間が長いだけのため2倍速で見るか適宜飛ばしながら内容を把握できる。
試験範囲が広いため、セクションごとの内容はあっさりしている。
セクションごとに問題が出題され、問題文から何に注目すべきか、不正解の選択しがなぜ不正解かなど丁寧に解説されてためになる。
12週間 集中プログラム AWS 認定 ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル
5つの試験出題分野ごとにどの製品について問われるか書かれている。どの製品について学ぶべきか迷ったら見るとよい。
試験ガイドより、若干細かい内容が書かれている。
下記のリンクからページの内容を見ることができる。アンケート回答後のページには直接飛べるため、ブックマークしておくとよい。
出題傾向
特徴に当てはまるサービスを答える
サービスを知ってれば即答できるので、各サービスのよくある質問「〇〇とは何ですか?」を読んでどういうサービスか把握しておくこと。
適切なシステムアーキテクチャを答える
問われる割合が多い。
よくホワイトペーパーを読むとよいとアドバイスされるが、膨大な量のホワイトペーパーから適切なものを見つけることができない。
色々なところから出ている模試の構成を覚えた方が速い。
ネットワーク系については下記のページを参照した。
Building a Scalable and Secure Multi-VPC AWS Network Infrastructure
ネットワークの勉強方法を聞いてみた。
設定方法を答える
ネットワーク系やIAM系に多いが、使ってないと答えられない。
Black Beltレベルだと少し答えられないかも
APIを答える
範囲が広い割に問題が少ない。
次回試験を受ける時に特別勉強はしないつもり。
トラブルシュート
サーバレス構成やIAM系でよく問われる。
サーバレス構成についてはHTTPステータスコードごとのトラブルを把握しておくとよい。
学習教材
AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル ~試験特性から導き出した演習問題と詳細解説
定価2700円+税の本
内容を三部に分けるとすると、
- 一部:試験の出題傾向の解説
- 二部:各試験項目ごとに例題が出される。問題と解答が隣り合ってる模試
- 三部:模試
本文中でも注釈が付いてるが、Transit gatewayに問題が対応出来ていない。
まだ使えるが早々に内容が古くなりそう。
AWS 認定ソリューションアーキテクト プロフェッショナル模擬試験問題集(全5回分375問)
Udemyで販売されている模試問題集。会社のUdemyで使用。
問題数は多いがかなり詳しく問われるため、この問題集の正答率が悪くても問題ない。
実際の試験ではこの問題集の設問を簡単にした問題が見られた。
OpsWorksの詳しい問題が大量に出されたときはキレそうになった。会社のUdemyで使ったため、文句は言えないが
結構頻繁に問題を更新しているイメージ。
AWS Certified Solutions Architect Professional Practice Exam (Bernd Kuhlen)
Udemyで販売されている模試問題集。セール時に半額で購入。
Google翻訳で問題文と解説を翻訳することができる。
AWS Certified Solutions Architect Professional Practice Exam (Neal Davis)
Udemyで販売されている模試問題集。会社のUdemyで使用。
Google翻訳が割と綺麗。
1つの演習で25問解く形式のため勉強しやすい。
ただ、セール時でも1問あたりの値段が高いため購入するかと言われたら微妙。
AWS WEB問題集で学習しよう
Web問題集。使用していない。
お試し問題でWell-Architected フレームワークそのものを答える問題が出たことと、値段が高く感じたため使用していない。(本買った後で追加投資したくなかった。)
模試は正解できる問題への時間が無駄なため、出題形式として過去に間違った問題だけ解けるのは嬉しい。
テストの感想
- 部屋が汚いのと、カメラが無いので、ピアソンVUEのテストセンターで試験を実施。
- テストセンターでは顔写真入り身分証が2つ必要なことを外出20分前に気づいた。
- 25問解いたあたりで集中力が切れ、25問を解答する時間が40分、45分、50分と伸びていった。
- 2時間15分で全問解答して、その後は見直しに時間を充てた。
- 焦ってと60%くらいの問題にフラグを付けたため、後半の問題を見直しできなかった。
反省
- 見直しフラグを付ける量に注意する。自分の場合40分で25問解けるため、25~30問程度にフラグを付ける。
- 見直す優先順位が高い問題は手元の用紙にメモする。