はじめに
どうも、べちおです。
山奥の大学で学生エンジニアをしています。
よろしくお願いいたします。
今回の内容
今回は、国土交通省が提供している、PLATEAU - 3D都市モデルのダウンロードの方法を共有したいと思います。
記事の対象者
- PLATEAUの3D都市モデルに興味がある方
この記事でできること
- PLATEAUの3D都市モデルのダウンロード
ダウンロードしようぜ
PLATEAU公式ページからG空間情報センターに辿り着こう!
初めに、3Dモデルを用意するためにG空間情報センターのサイトに行く必要があります。
ここは王道に沿ってPLATEAUの公式ページから行くことにします。
- まずPLATEAU公式ページに行きます。
- 上のメニューバーから「Open Data」を選択します。
- 画面下に「PLATEAUオープンデータポータルサイト(G空間情報センター)」のリンクがあるので、そこからG空間情報センターのサイトへ行きます。
そこには3D都市データが提供されているエリアが載っているので、ほしい3D都市データのリンクをクリックしてください。
今回は東京都23区のCityGMLをダウンロードします。
ダウンロードしたフォルダの中を確認する
フォルダの中のを確認すると、
- codelists
- metadata
- specification
- udx
- 13100_indexmap_op.pdf
が入っていることが確認できると思います。
「udx」フォルダには、bldg、dem、などいくつかのフォルダがあり、中には「.gmlファイル」が存在します。こちらが今回使用するファイルになります。
また、フォルダの名前ですが、「bldg」は「建物」を表し、「dem」は「地形」を表します。
このように「udx」フォルダにはモデルを表すフォルダ名がいくつか存在します。
bldgフォルダの中には、
53392578_bldg_6697_2_op.gml
のように数字の列でファイル名が表されていますが、このファイル名について解説致します。
ファイル名の数字の列の意味
ダウンロードしたフォルダには「13100_indexmap_op.pdf」が入っているのですが、そちらにはダウンロードしたモデルデータの構築範囲がマップ上に記載されています。
今回の場合「53392578_bldg_6697_2_op.gml」の「53392578」は、このマップ上の値と関連しており、データを使用する場合は、データのほしい地域を示す値をマップ状で探し、その値をもとに「bldg」から対象のファイルを探す必要があります。
また、地域によっては構築されている3D都市モデルの仕様が異なります。
今回の例ですと、マップ上にピンク色で示されている地域は、「LOD2」というデータになります。(通常はLOD1)
仕様の簡単な説明は、本記事[目次:3D都市モデルの仕様について]でご説明いたします。
3D都市モデルの仕様について
ここではPLATEAUの3D都市モデルの仕様について簡単にご説明します。
CityGMLは「LOD(Level of Detail)」と呼ばれる概念を持っており、LOD1、LOD2のように付与されている情報に違いがあります。
具体的には、以下のように、レベルが上がるほどよりモデルデータが現実に近づいていきます。
- LOD1 - 箱モデル
- LOD2 - LOD1 + 屋根形状
- LOD3 - LOD2 + 窓やドア
- LOD4 - LOD3 + 室内
CityGMLの詳細についてはコチラが参考になると思います。
おわりに
ここまでお読みいただきありがとうございます。
PLATEAUのCityGMLには通常のモデルにはない多くの情報が含まれていますので、扱うのには少々時間がいると思いますが、多くの可能性を秘めたデータには間違いないと思います!
この記事が新たなプロダクトのお役に立てれば幸いです。