PayPalで支払いをすると支払い者には通知メールが送信されますが、この内容は売り手のアカウント設定やAPIのパラメータで変えることができます。
デフォルトの設定だと自分の想定と異なる内容が送られている可能性もあるので、チェックして支払い者へ適切な情報が送られるようにすることが良い購買体験を与える1つの要因かと思います。
以下にそのチェックポイントと設定方法を示します。
(図の番号と見出しの番号は一致します)
##①売り手の名前
これはPayPalのビジネスアカウトに登録されている事業者名が表示されます。基本的に変更は不可のようです。
##②売り手のメールアドレス
これはデフォルトではPayPalのビジネスアカウントのメインメールアドレスが表示されます。メインメールアドレスは責任者などの個人アドレスである場合もあるので、カスタマーサポートのものに変えたい場合は、PayPalの**「個人設定」>「事業」**のメニューに進み、編集を押してカスタマサポートのメールアドレスを設定することで、そのアドレスがこの欄に表示されるようになります。
##③購入した商品の説明
これは、APIを使ったインテグテーションの場合、SetExpressCheckoutのL_PAYMENTREQUEST_n_DESCmパラメータに商品名やその説明文の設定することで表示されます。
未設定の場合空白になりますので、後でメールを見返したときに支払い者が何を買ったかわかるためにも設定しておいたほうが良いかと思います。
##④クレジットカードの明細への表記
PayPalの支払いで資金元をクレジットカードにしたい場合、カード会社からの明細には
「PAYPAL *XXX」(XXXが売り手によって異なる)と表示されます。
XXXの部分はPayPalがビジネスアカウント登録時に設定するものですが、自分の意図したものでない場合などは、**「個人設定」>「支払い受け取り設定」**でXXXの部分を変更できます。
その他**「事業」の「会社のURL」**(買い手の取引履歴にカスタマーサポートURLとして表示される)などの設定もチェックすることをお勧めします。